逆風のIOC、再び奇策 有力都市を「一本釣り」

逆風のIOC、再び奇策 有力都市を「一本釣り」

  • 時事通信社
  • 更新日:2021/06/11
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五輪マーク(手前)とIOC本部=スイス・ローザンヌ(AFP時事)

開催11年前にもかかわらず、2032年夏季五輪の開催地がオーストラリアのブリスベンに決まる見通しとなった。五輪招致熱の冷え込みを背景に、IOCが24年、28年の夏季大会をパリと米ロサンゼルスに同時決定したのが17年9月。逆風が続く中、今回は有力都市の「一本釣り」という奇策に打って出た。

IOCの危機感を強くしたのが、世界規模での新型コロナウイルスの感染拡大だった。IOCは今後数年間、世界が経済的に不安定な時期に入るとみている。32年大会はインドネシアなども招致に関心を示していたが、豪州政府の支持を受けたブリスベンは今後、大きな成長が見込める。ブリスベンを優先するよう理事会に提言したIOC将来開催地委員会の責任者は、ブリスベンがあるクイーンズランド州について「41年までに人口が46%増加する見込み」と述べた。

最終判断は7月の総会でIOC委員の投票によって決まるが、理事会の判断が覆ることはほぼない。バッハ会長は記者会見で、「32年に素晴らしい五輪が開催される自信がある」と、既に決まったかのような口ぶりだった。 (パリ時事)

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