初防衛戦から一夜明けた会見で、笑顔で答える中谷潤人（撮影・浅見桂子）
初防衛に成功したプロボクシングWBO世界スーパーフライ級王者中谷潤人（25＝M・T）が19日、都内のホテルで一夜明け会見に臨んだ。18日、東京・有明アリーナで同級6位アルヒ・コルテス（28＝メキシコ）から3度ダウンを奪って判定勝利を挙げていた。ほぼ無傷の顔から笑みもこぼれた中谷は「この階級で統一戦をしたい気持ちある。スーパーフライ級で王座統一したい。上にいくことを見据えて身体を相談してチャンスがきたらという気持ちです」と今後の目標を見据えた。
昨年10月にWBO世界フライ級王座を返上し、今年5月にWBO世界スーパーフライ級王座を獲得したばかり。しかし長身サウスポーの中谷にとって減量は決して楽ではない。今度の階級転向について「スーパーフライ級（の減量は）はきつくはなっていて、上げていきたい。こればかりは自分の身体を相談しながら。はっきりは分からないですが、すぐに上げていきたい気持ちはあります」とも世界3階級制覇を目指して早期のバンタム級転向の可能性も口にしていた。
