王位戦「封じ手」オークション驚きの高値 初日から1000万円に

王位戦「封じ手」オークション驚きの高値 初日から1000万円に

  • 西日本新聞
  • 更新日:2020/09/14
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立会人の中田功八段(右)に封じ手を手渡す藤井聡太棋聖(左)。奥は木村一基王位=19日午後6時28分、福岡市中央区の大濠公園能楽堂(撮影・穴井友梨)

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収益は豪雨被災地救援金に

将棋の藤井聡太二冠が王位を奪取した第61期王位戦7番勝負(西日本新聞社主催)の「封じ手」3点を日本将棋連盟が14日、オークションサイトに出品したところ、初日から1千万円超の高値が付いた。収益は西日本新聞民生事業団を通じ、7月の九州豪雨被災地への救援金に充てる予定。オークションは20日夜まで。

同連盟が出品したのは、木村一基前王位と藤井二冠が記した第2~4局の「封じ手」用紙計3点。第2局直前の7月上旬に九州豪雨があり、木村王位(当時)がチャリティーを提案。14日正午から3点を出品したところ、同日午後6時時点で計約2千万円の値が付いた。

最も入札が多いのは福岡市で行われた第4局(8月19、20日)、藤井棋聖(当時)が勝負を懸けた「8七同飛成」の封じ手だ。大盤解説会での豊川孝弘七段による、同飛車と同志社大をかけたダジャレ「同飛車大学」がツイッターでトレンドワードとなったことでも話題となり、初日は約1千万円に。残りの封じ手も高値更新が続いている。

連盟によると、会場で催される大盤解説会などの後、封じ手をオークション形式で販売することはあり、相場は高くても1点10万円程度。ネットオークションは初めてという。同連盟は「予想外の値に驚いている。被災地に役立つことができればありがたい」と話している。

封じ手は、2日制の対局で公平性を確保するために行う。初日終了時の手番の対局者が、中断中も次の手を考えて有利になるのを防ぐため、あらかじめ次の手を紙に記し、保管。2日目の再開時に開く。

(黒田加那)

西日本新聞

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