申ジエが語る、規格外ルーキー「笹生優花」の強さの秘訣

申ジエが語る、規格外ルーキー「笹生優花」の強さの秘訣

  • 現代ビジネス
  • 更新日:2020/11/21
No image

これからもっと伸びていく

「彼女がアメリカツアーに行きたいと話しているのは聞きました。スイングもしっかりしていて、飛距離も出る。海外に行けばもっと伸びるタイプの選手と思います」

そう語るのは今シーズン、日本女子ゴルフツアーで6戦中、2勝している申ジエだ。

“彼女”とは誰のことかというと、日本人の父とフィリピン人の母との間に生まれた“プラチナ世代”の笹生優花である。

No image

笹生優花/photo by gettyimages

笹生は今季ルーキーながらすでに2勝し、賞金ランキング1位を独走。女子選手とは思えない豪快なスイングから“女タイガー”との愛称もつくほどだ。

一方で申ジエといえば、2009年に米ツアー賞金女王となり世界ランキング1位にもなったトッププレーヤーだが、先日、そんな申に「注目している若手はいますか」と尋ねてみた。

すると「今シーズンの若い選手たちはどの選手も実力があります。あの子は上手いなとプレーを見ていると、また違う選手と同組になったときに、あの子も上手いと感じることが多くなりました。私が勉強になります」と、一人の名を挙げることはなかった。

誰かを特別視することのないように気を遣ったのだろう。

さらにこちらから賞金ランキングでトップを走る笹生について聞くと、「富士通レディスで一緒に回ったのですが、本当に強い選手だと思いました。ゴルフの感覚もいいので、これからもっと伸びていくと思います」と語っていた。

申自身、アメリカツアーに飛び込んで成長したように、笹生にも密かにそんな期待をしているようだ。

「米ツアーで経験を積めばもっと良くなる」とエールを送っていた。

すでに「日本は狭い」

TOTOジャパンクラシック(11月6~8日)では、申が通算19アンダーで優勝したが、3打差で笹生が2位につけている。

最終日、笹生はノーボギーの9バーディーで「63」のスコアをたたき出して周囲の度肝を抜いた。12位タイから単独2位に浮上して大会を終えたが、そのポテンシャルの高さを元米ツアー賞金女王の申も認めているのだ。

No image

申ジエ/photo by gettyimages

それに今週開催されている大王製紙エリエールレディス(11月19~22日)でも初日に4連続バーディーを奪うなど6アンダーの1位タイと好発進を決めている。

19日のホールアウト後、笹生はこう答えていた。

「ゴルフは(調子が)ずっと良いわけではないし、ずっと悪いわけではない。今やらないといけないことはいつも通り予選を通過して、楽しんでやるゴルフ。それが出来れば満足です」(笹生優花)

スコアのいい時も悪い時も、一喜一憂したり、落ち込んだりもしない。アマチュアの頃からフィリピンで磨いたゴルフの腕と豊富な国際大会の経験から、メンタルの強さも海外勢に引けを取らない。

楽しみなのは、笹生が延期された全米女子オープン(12月10~13日、テキサス州・チャンピオンズGC)の出場権を得たことだ。すでに「日本は狭い」と言われる彼女の規格外のスイングが、アメリカでどれほど通用するのかを早くこの目で見てみたいものだ。

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加