弘中綾香 妊娠や出産の意味を考えさせられた小説は「とにかく読んでいてつらかった」【私の愛読書】

弘中綾香 妊娠や出産の意味を考えさせられた小説は「とにかく読んでいてつらかった」【私の愛読書】

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  • 更新日:2022/11/25
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著名人の方々が、お気に入りの本をご紹介するインタビュー連載「私の愛読書」。第1回の糸井重里さんに続き、今回はテレビ朝日アナウンサーの弘中綾香さんにご登場いただいた。

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弘中さんは日々バラエティ番組で活躍する傍ら、複数のメディアでエッセイを連載している。今年9月には、幼少期からテレビ朝日入社までを振り返るエッセイ集『アンクールな人生』を発売した。

彼女のエッセイを読んで、バラエティ番組での明るいイメージを大きく覆すような内省的な文章に驚いた方も多いのではないだろうか。

子どもの頃から国語が得意で、小説をたくさん読んできたと話す弘中さん。今回は、結婚・出産など「女性として生きる意味を考えた」という小説など3冊をご紹介して頂いた。ぜひ本選びの参考にしてみてほしい。

『夏子の冒険』三島由紀夫

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『夏子の冒険』(三島由紀夫/角川文庫)

弘中:大学生の頃に初めて読んで、それから何度も読み返した三島由紀夫さんの小説です。

なんといっても、主人公である夏子の無邪気で行動力のあるキャラクターが大好きなんです。共感できるところがたくさんあるんですよね。

エンターテインメントとして、ストーリー展開もとても面白い。夏子は「修道院に入る」と言い出して函館に向かったり、そこで熊退治について行ったり……。いろんな事件が起きて、起承転結がすごく気持ちいいんです。

理想の男性を見つけて結婚! という結末だと思いきや、最後にもうひと波乱起こるオチも好き。今でもたまに読み返しています。

『燕は戻ってこない』桐野夏生

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『燕は戻ってこない』(桐野夏生/集英社)

弘中:この小説は、とにかく読んでいてつらかった(笑)。

主人公は29歳の女性で、非正規雇用でお金がないところに「代理母出産」を持ちかけられるんです。私は今31歳ですけど、この年齢になって妊娠や出産についてよく考えるようになったんですね。

出産って、女性にしかできないことじゃないですか。女性として生まれて出産をするという意味について、この小説を読むことで、改めて考えさせられました。

『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』村上春樹

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『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』(村上春樹/文藝春秋)

弘中:学生の頃から村上春樹さんの小説がすごく好きなんです。村上春樹さんは文章が綺麗だなと思って読み返すのですが、ちょっと難しいストーリーが多いじゃないですか? 「なんだかすごいけど、何言ってるかよくわかんないぞ」みたいな(笑)。

この小説は、村上春樹さんのなかで一番ストーリーがわかりやすいと思います。私のような凡人でも理解できる内容で、展開にも引き込まれました。村上春樹さんの作品を読んだことがない人にも、ぜひオススメしたい一冊です。

ダ・ヴィンチWeb

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