『FF7 リバース』新映像で高まる理解と深まる謎! 参戦メンバーからザックス生存説まで、確定情報と考察をお届け

『FF7 リバース』新映像で高まる理解と深まる謎! 参戦メンバーからザックス生存説まで、確定情報と考察をお届け

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  • 更新日:2023/09/19
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『FF7 リバース』新映像で高まる理解と深まる謎! 参戦メンバーからザックス生存説まで、確定情報と考察をお届け

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※記事の性質上、関連シリーズや過去作のネタバレを含みます。ご注意ください。

名作『ファイナルファンタジーVII』を現行機向けにリメイクし、3部作で綴るプロジェクトが現在進行しており、その2作目にあたるPS5ソフト『ファイナルファンタジーVII リバース(FINAL FANTASY VII REBIRTH)』(以下、FF7 リバース)の発売日が、2024年2月29日に決定しました。

前作でミッドガルを脱出し、広大な世界へと足を踏み入れるクラウドたち。リメイク版の『FF7 リバース』では、そこでどんな冒険や展開が待ち受けているのか。また、3部作の2作目ということもあり、誰が仲間になり、どこまで描かれるのか。原作ファンならば、気になるところも多いでしょう。

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発売日を告知する最新映像でいくつかの新情報が確認できたほか、公式サイトや「PlayStation.Blog」に掲載されたインタビューにも、興味深い記述がいくつも見られます。こうした手がかりを元に、ほぼ確定と思える情報から、断片を集めた考察まで、幅広くお届けします。

なお、記事の性質上、原作の『ファイナルファンタジーVII』や前作にあたる『ファイナルファンタジーVII リメイク』(以下、FFVII リメイク)、『クライシスコア ファイナルファンタジーVII』(以下、クライシスコア)といった関連作のネタバレを含むので、あらかじめご注意ください。

■「ザックス生存説」は確定……と言うにはまだ早い!?

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先日公開された新映像「発売日告知トレーラー」でまず驚かされたのが、クラウドを背負っているザックスの姿があったこと。『クライシスコア』の主人公であるザックスはエアリスの初恋の相手であり、現在のクラウドにも大きな影響を与えた人物。そして、『クライシスコア』の最終盤で残念ながら死亡します。

このザックスは『FFVII リメイク』でもその姿を見せ、しかも死亡していないような描写がなされていました。そんな彼の在り方が、「原作とリメイクは、展開が異なっていくのか?」とファンの間で議論が分かれるひとつの要因にすらなっています。

ですが、『FFVII リメイク』時点の描写はまだ曖昧で、ザックス生存説はまだ賛否が分かれている状態でした。しかし今回の新映像では、ザックスがクラウドを抱えたまま、ミッドガルのスラム街に辿り着いた姿が描かれています。

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『クライシスコア』では、ミッドガルにたどり着けなかったザックス。しかし『FF7 リバース』では、その悲願を達成したものと思われます。公式サイトの紹介文にも「死線を乗り越え、魔晄中毒のクラウドと共にミッドガルへと生還する」とあるので、ミッドガル帰還はほぼ間違いないでしょう。

ただしミッドガルにたどり着いたからといって、ザックスが生存していると決めつけるのはまだ早計です。少なくとも、これまでのエアリスの言動から察するに、無事再会できたような素振りは窺えません。それにクラウドがバスターソードを受け継いでいる点も、生存説に疑問が残る部分です。ザックス自身に何もなければ、アンジールから渡された武器をやすやすと渡しはしないでしょうから。

また、『FFVII リメイク』の作中でミッドガルには大きな事件がいくつも起こっているので、神羅にもエアリスにも関わりのあるザックスが一切姿を見せないのは考えにくいところです。

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最新映像では、スラム街にいるキリエにクラウドを託す姿がありました。もしかしたらこの後の別行動時に死亡し、現在に至るのかもしれません。また死んでいないとしても、身柄を拘束されているか、身動きの取れない状態にあり、エアリスとの再会が叶わないのでは……と推測しています。

セフィロスとクラウドが共闘? そしてどこまで仲間になるのか

■『FF7 リバース』では、どこまで仲間に加わるの?

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『ファイナルファンタジーVII』では、ゲーム進行に合わせて様々なキャラクターが仲間となり、パーティに参戦しました。その流れはリメイク版でも踏襲され、『FFVII リメイク』の時点で「クラウド」「バレット」「ティファ」「エアリス」がパーティ入りを果たしています。

また、プレイアブルではありませんが「レッドXIII」が仲間になっているほか、まだ合流はしていませんが「ユフィ」の活躍をインターグレード版で確認できます。

『FF7 リバース』で仲間になるのは誰なのか。多くのファンが気になる点かと思いますが、これについてはある程度明確な情報が揃っています。

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まず、前作で仲間になり、しかしプレイアブルになっていなかった「レッドXIII」は、『FF7 リバース』でプレイアブルになる可能性が濃厚です。インタビューで、この「レッドXIII」が持つ「リベンジゲージ」というオリジナル要素について触れており、敵の攻撃をガードして溜まるゲージを用いて様々なスキルを発動できるシステムとなります。

また、2人のキャラクターが協力して繰り出す「連係アビリティ」という要素があり、この組み合わせのひとつに「ユフィ」と「レッドXIII」の組み合わせがあります。その連携を放つ過去映像では、「レッドXIII」のHPゲージなどもあるため、プレイアブル化は濃厚でしょう。

また、「ユフィ」は「レッドXIII」との連携攻撃があるほか、今回の新映像では「バレット」と共に繰り出す「シノビマシンガン」も披露。これだけ「連係アビリティ」に参加していれば、「ユフィ」もプレイアブルと見て良さそうです。

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そして、新映像で特に目立っていた「ケット・シー」も、おそらくプレイアブルでしょう。今回新たに、「エアリス」との連携技「どっかんばっかん砲」が公開されたほか、「ケット・シー」による通常時の戦闘シーンも映像で確認できたので、順当に考えればプレイアブルだと考えられます。

ここまではほぼ確定と言えますが、原作では「ヴィンセント」(隠しキャラ扱い)と「シド」も仲間に加わりますが、この2人は『FF7 リバース』で合流できるのか否か。その答えもインタビュー内にありました。

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『FF7 リバース』で加わる仲間について、「今作でオリジナルパーティーメンバーは全員勢揃いします」とコメントされており、その発言を踏まえると「ヴィンセント」と「シド」の仲間入りは決定と言えるでしょう。

ただし、「今作で同行メンバーとなったとしても、正式なパーティーメンバーとして操作可能となるのは次回作からになるキャラクターもいます」との発言もあるため、仲間入り=プレイアブルとはなりません。

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「レッドXIII」「ユフィ」「ケット・シー」はプレイアブルが濃厚ですが、「ヴィンセント」と「シド」はまだ不透明。“次回作からになるキャラがいる”というコメントがある以上、最低でも「ヴィンセント」と「シド」のどちらかが、もしくは2人とも『FF7 リバース』ではプレイアブルにならず、次回作に持ちされる見込みです。

■「セフィロス」と「クラウド」が共闘するってホント?

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『FFVII リメイク』の「セフィロス」は、「クラウド」をつけ狙う恐るべき相手としてたびたび登場し、立ちはだかりました。『FF7 リバース』の公式サイトでは、「星の支配者となるため、運命を従え、クラウドを翻弄する」と記述されており、執拗な関係性は今後も続くことでしょう。

ですが、新映像では「クラウド」と「セフィロス」が共闘し、連携技「クロススパイラル」を繰り出す場面がありました。敵対関係にあるふたりがどうして……と驚かれた人も少なくないでしょう。

この点については、インタビューでその実態が窺えます。「プレイヤーはセフィロスを操作することができるのでしょうか?」との問いに対し、「オリジナルを体験されている方はどのシーンかお察しの通りだと思います。今作でも同様のシーンでオリジナルの通りセフィロスの操作が出来るようになります」といった返答がありました。

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このやりとりから、バトル中に「セフィロス」が操作できる要素があるのは確かなようです。しかし、恒常的にメンバー入りするのかと問われれば、その可能性は低そう。「オリジナルを体験されている方はどのシーンかお察しの通り」との発言から、原作のニブル山でのひとときではないか、と個人的に推測しています。

ネタバレ前提とはいえ、これから『FF7 リバース』で体験する部分なので詳しい説明は避けますが、原作でも「クラウド」と「セフィロス」がパーティを組み、共に戦う場面はありました。それは一時に限るもので、その後も「セフィロス」がパーティに加わり続けた……ということはありません。

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今回映像で明かされた共闘要素は、このニブル山でのやりとりだと思われるので、あくまで限定的な共闘状態に留まりそうです。とはいえ今回のリメイクプロジェクトでは、原作と異なる展開がいくつも起きているので、原作再現以外でも「セフィロス」と共闘する可能性はゼロではない……かも?

「ゴールドソ-サー」の“あのイベント”の有無が判明!

■フィールドはどうなるの? まさかのオープンワールド?

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原作では、ミッドガルを脱出するとフィールドマップに切り替わり、広大な世界での冒険が待ち受けていました。この点も『FF7 リバース』でどうなるのか、気になります。

フィールドに関しては、「世界はいくつかのワールドエリアに分かれ、ワールドごとに探索やプレイ体験が変わる、自由な冒険が楽しめます」と公式サイトで明言されており、いわゆるオープンワールドではありません。ですが「自由な冒険」という一文に、期待が高まります。

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インタビューでは、『FFVII リメイク』のようにロケーションを切り替えながら進む展開に加え、「ユーザーが世界各地を旅してセフィロスの痕跡を探していくという、探索を重要視したゲームデザインを実現するために、広いエリアは重要な役割を担っています」と述べています。

それがどれくらいの規模で表現されるのかは未知数ですが、各地域に生息しているチョコボはそれぞれ能力が異なり、その地域ごとの探索が楽しめる模様です。ちなみに通常のチョコボは「猛ダッシュ」で素早い移動が可能。山チョコボは特定の急斜面を登り降りできるほか、空チョコボなら滑空場からの飛行が楽しめます。

また、チョコボ以外の移動手段も用意されており、砂漠エリアでは「バギー」に搭乗できます。浅瀬も走れる上に、移動速度はチョコボ以上。素早く移動できる乗り物があるということは、フィールドの広さにも期待が持てます。

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そしてコスタ・デル・ソルでは、セグウェイのような立ち乗り二輪車「ウィリー」に乗れるとのこと。リゾート地らしさを覚えるこの移動手段で、新鮮な体験が味わえそうです。

■「ゴールドソ-サー」でデートはできる? ミニゲームはどうなるの?

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『ファイナルファンタジーVII』中盤のお楽しみといえば、娯楽施設「ゴールドソ-サー」は外せません。『FF7 リバース』には、この「ゴールドソ-サー」がしっかりと含まれているのでご安心ください。

しかも「ゴールドソ-サー」には、任意でいつでも戻れるほか、ストーリーが進むと新たなミニゲームや高難易度モードが追加されるなど、その中身もグレードアップしていきます。定期的に足を運びたくなる、そんな施設になりそうです。

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そして原作経験者の誰もが関心を寄せるのが、娯楽施設でのデートイベント。原作では、「エアリス、ティファ、ユフィ、バレット」の誰かひとりと観覧車でのデートを楽しむことができました。

この観覧車デートについて、「今作でも用意されています」「高画質になった今作ならではの演出もお楽しみに」と、インタビュー内で嬉しいコメントが。デートイベントの存在が確定したので、ファンはご安心ください。

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また、「ジュノン」におけるパレードを含めた、様々なミニゲームに関する情報も判明。「ルーファウス」の社長就任パレードは“前半パートの山場”らしく、そのためかなり力が入った内容になっている模様。原作版では動きを合わせる程度でしたが、『FF7 リバース』では部隊のリーダーとしてメンバーを編成し、その構成次第でパレードの演技項目も変わるとのことです。

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このほかにも、印象的なミニゲームだった「3Dバトラー」「チョコボレース」「Gバイク」も健在。それどころか「原作のミニゲームを凌駕する規模で多数のミニゲームを用意しています」といった発言もあり、ミニゲームでも原作超えがほぼ確定しています。

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今回は、ザックス生存説、参戦メンバー、「セフィロス」と「クラウド」の共闘、フィールド、「ゴールドソ-サー」とミニゲーム、この5点に絞って確定情報および手がかりを元にした考察をお届けしました。

最新映像では、このほかにも「(黒マントの人物は)劣化したソルジャーではないかと考えている」といった発言や、アレクサンダーにオーディンといった召喚獣、原作にも登場した「ウェポン」など、気になる断片が目白押しでした。

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その全てが明らかになるのは、製品版を待つほかありません。ですが、今後も出てくるであろう続報が、その謎を紐解くカギとなるはず。これからも『FF7 リバース』の新情報にアンテナを張りながら、2024年2月29日を楽しみに待ちましょう!

臥待 弦

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