「自分から勉強する子」にしたいなら親がやってはいけない3つのこと

「自分から勉強する子」にしたいなら親がやってはいけない3つのこと

  • あんふぁんWeb
  • 更新日:2023/01/25

子どもの勉強時間には、いつも一緒に取り組み、しっかりと子どもの様子を把握しているパパやママも多いと思います。しかし実は、熱心に子どもに勉強を教えている保護者の行動が、子どもの伸びる機会を奪ってしまうこともあります。

子どもを「自分から勉強する子」に育てるためには、どのようなことに気をつけたらいいのでしょうか。

子ども一人ひとりに最適なレッスンと苦手のフォローをしてくれる話題のタブレット教材「RISU算数」を展開する RISU Japan株式会社の代表取締役 今木智隆さんにお話を聞きました。

RISUのイベントで実際にあった事例

私達は、タブレット教材「RISU算数」の魅力を紹介するために、商業施設の一画をお借りして実際にタブレット教材に触れてもらうイベントを開催しています。イベントには、これまで多くの家族が参加してくれました。その時に、次のような親子のやり取りを見ることがあります。

■例1:子どもにタブレットの問題を見せていると、横から保護者が「〇〇くんなら、これぐらいわかるよね」と言う

■例2:子どもが自分のペースで問題を考えていると、「まだわからないの?」「どこで止まっているの?」など答えを急かす

■例3:子どもが解くはずの問題を、「ここはこうだから、ほら、答えは5ってことでしょ?」と保護者が解いてしまう

私達のイベントに立ち止まってくださる家族ですから、きっと子どもの教育についてよく気にかけている保護者なのだと思います。ただ、先ほどのような行動は、子ども自身が勉強を好きになり、進んで勉強するように育つためには、少しもったいないことをしていると感じます。なぜなら、このような行動は、子どもの「考えるチャンス」を奪ってしまうことになるからです。

事例に隠された3つのNG行動

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出典:あんふぁんWeb

このような事例は、子どもの学習状況や成績に無関心な家庭よりも、子どもの成績を把握し、より丁寧に学習をケアしている家庭に起こりやすい行動です。ここで気をつけたいNG行動は3つあります。

NG行動その1:間違えないようにプレッシャーをかける

「これぐらいわかるよね」「これを間違えたら恥ずかしいよ」「これができないとこの先もっと難しくなるよ」

このような声かけは、子どもに「間違えたらどうしよう」というプレッシャーを与えてしまいます。保護者は、「できるに決まってるでしょ」という答えを期待して励ましたり、自信をもたせたりするつもりでかけている言葉かもしれませんが、子どもは少なからず緊張を感じるものです。間違えること=失敗というイメージは、チャレンジすることをためらう原因にもつながります。伸び伸びと学ぶためにも、控えておきたい言葉です。

NG行動その2:早く答えるよう子どもを急かす

子どもが静かに問題を解いている時というのは、自分の頭で考えて、答えに辿り着くプロセスを組み上げている最中です。子どもにとって“今一番いいところ”かもしれないタイミングで、保護者から「まだ?」「そろそろできた?」「どこが難しい?」と声をかけてしまうと、せっかくの思考がストップしてしまいます。お子さんの手がずっと止まっているように見える時間はじれったく感じるかもしれませんが、声かけが思考を中断させてしまわないよう、気をつけたいところです。

NG行動その3:先回りして答えを教える

子どもの横について一緒に勉強をしたり、宿題を見たりしている場合に、特に気をつけてほしいのが、「保護者がいつの間にか問題を解いてしまうこと」です。

「こっちは何個?3個あるよね?こっちは?そう、2個だよね?ということは全部で5個になるでしょ?」

保護者が子どもの隣で勉強を教えていて、熱心になるあまり、このように矢継ぎ早に声かけをしたとします。子どもは、「うん。うん。5個だね。分かった」と言うでしょう。親はこれでしっかりわかっただろうと安心しますよね。けれど、実は自分で考えて答えに辿り着くプロセスを踏めていないため、その場ではわかった気持ちになっても、いざ学校でテストとなると、問題が解けなかったりします。

このような場合、保護者が思っている成績と実際の成績には差があり「え?うちの子がどうして?」という事態が起こります。教えているつもりが、自分で解いてしまって答えをただ教えている例です。

3つのNG行動が「考えるチャンス」を奪う

これらのNG行動に共通しているのは、「子どもの考えるチャンスを奪う行動」であるという点です。勉強の楽しさは、自分で考えて答えが分かったときの気持ちよさや、うれしさを体験することによって育まれます。保護者の行動によって思考のプロセスがいつも途切れてしまう…というのは、すごくもったいないですよね。

反対に、保護者が行動を変えれば「考えるチャンス」をたくさん与えることができます。そのためには、子ども自身が答えに辿り着くまでじっくり待つ姿勢が大切です。待つということはとてもじれったく、つい何かアクションを起こしたくなるのが親心ですが、子どものリズムを大切にする「待てる親」でいることがポイント。

では、そのためにはどうすればよいでしょうか。

具体的にどうすればいい?「待てる親」の3か条

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出典:あんふぁんWeb

その1 離れて見守る

ずっとつきっきりで子どもの勉強を見ていると、やり方が自分の思い通りでないときに、ついいろいろと口出しをしたくなるものです。問題の答えはひとつでも、答えに辿り着く方法はひとつではないこともたくさんあります。学習を見守るときは、少し離れて見守ることで、子どもが問題に集中することができます。パパやママは家事や読書など自分のことをする、「ながら見守り」がちょうどよい距離感でしょう。少し離れて、子どもの様子を観察するぐらい気持ちの余裕をもって見ていると、今まで気づかなかった子どもの強みが見えてくることもありますよ。

その2 先に話しかけない

子どもの手が問題の途中で止まっていたとしても、「ここを教えて」と聞いてくるまでは、パパやママの方から「どこがわからないの?」と話しかけないようにしましょう。“計算問題を速くスラスラ解くこと=算数が得意”というイメージがあると、手が止まっている状態を見て心配になるかもしれません。しかし、大切なのは少し時間がかかっても答えに辿り着くプロセスを自分で導けるようになることです。その子自身のペースを見守ってあげましょう。

その3 間違いを責めない

問題の答えを間違えることは、失敗でも悪いことでもないので、恐れることではないはずです。しかし、間違えたことを責めたり、間違えるはずないよね、というようなプレッシャーをかけることで、子どもは“間違えることが怖い”という印象をもちます。大切なことは、間違えたときにそれを学びのチャンスに変えることです。間違いはよいタネになりますから、利用しない手はありません。どこで間違えたか、どうすればよかったかを次に活かせば、失敗はただの通過点になります。次につながる声かけをしてあげてください。

「分かった!」のひらめき体験が子どもを勉強好きにする

ヒントや答えはどこまで教える?

子どものペースを見守るとなると、ヒントや答えはどこまで教えていいものか、基準が難しいと思われるかもしれません。ヒントについては出し過ぎないこと、また先回りはせず、子どもが聞いてきたら教えるぐらいの加減がよいのではないでしょうか。自分自身でヒントに気づけるような、考え方の道すじを伝えましょう。

暗記系の答えについては、どれだけ考えても覚えていないものは思い出せないので、さっさと答えを見て覚えた方が早い場合もあります。かたくなに思い出せるまで自力で解こうとする子は、時間を決めるなどして区切りをつけて答えを確認しましょう。時間を親が決めないで、子どもに決めさせるようにすると納得感が得られます。

今回は、子どもを「自分から勉強する子」に育てるために、気をつけたい親の行動についてお伝えしました。勉強を一番楽しく感じる瞬間は、わからないことがわかったときの気持ちよいひらめき体験にあります。保護者が考えるチャンスを奪ってしまっては、お子さんはなかなかその体験をすることができません。「知らなかったことを知ると楽しい」「わからなかったことがわかると嬉しい」子ども自身がそう感じるようになれば、子どもは自分から勉強する子になります。焦らず、お子さん自身のペースを見守ってあげてください。

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■今木智隆/RISU Japan株式会社代表取締役

京都大学大学院エネルギー科学研究科修了後、ユーザー行動調査・デジタルマーケティング専門特化型コンサルティングファームの株式会社beBitに入社。金融、消費財、小売流通領域クライアント等にコンサルティングサービスを提供し、2012年より同社国内コンサルティングサービス統括責任者に就任。2014年、RISU Japan株式会社を設立。タブレットを利用した小学生の算数の学習教材で、延べ10億件のデータを収集し、より学習効果の高いカリキュラムや指導法を考案。国内はもちろん、シリコンバレーのハイレベルなアフタースクール等からも算数やAIの基礎を学びたいとオファーが殺到している。

タブレット教材「RISU算数」

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