
素手でアユを捕まえて喜ぶ子どもたち(湖南市石部北)
滋賀県湖南市石部北の野洲川河川敷で、アユのつかみ取りと放流体験があった。市内の親子連れ130人が参加し水遊びを楽しんだ。
野洲川と、川に生息する魚に親しみを感じてもらおうと、同市観光協会が毎年開いている。参加した子どもたちは、野洲川の魚について説明を受けた後、スタッフから渡されたアユを1匹ずつ放流した。
続いて、アユのつかみ取りに挑戦。スタッフが河川敷の石で囲ったいけすに400匹を流すと、子供らが網を手に一斉に魚を追いかけた。中には器用に素手で捕まえる子もいて笑顔を見せた。会場には、作りたての塩焼きや小アユの天ぷらの試食コーナーもあり、夏の味覚を楽しんだ。
参加した甲西中1年の生徒(13)は「難しかったが、追い込んで数匹を一気に捕った。焼いて食べるのが楽しみ」と話していた。