津田健次郎が「小鍛冶」朗読、「夜能」5月公演ストリーミング配信まもなく

津田健次郎が「小鍛冶」朗読、「夜能」5月公演ストリーミング配信まもなく

  • ステージナタリー
  • 更新日:2022/06/26

去る5月27日に東京・宝生能楽堂で開催された「夜能~語り部たちの夜~『小鍛冶』」のストリーミング配信が、6月26日17:00にスタートする。

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「夜能~語り部たちの夜~『小鍛冶』」5月公演より。

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「夜能」は1つの演目を朗読と能で楽しめるシリーズ。朗読では読み手が能装束を身に着け、現代作家の脚本による朗読を披露する。その後、宝生流第20代宗家・宝生和英らによるトークで演目の背景などが語られたあと、能を上演するという企画だ。

「小鍛冶」では、霊夢を見た一条院から剣を打つよう命じられた三条宗近の物語が展開。相槌を打つ者がいないと一度は断ったものの辞退できず、困った宗近は氏神である稲荷明神を参る。そこに現れた1人の童子の導きにより、宗近は霊剣“小狐丸”を打ち上げるのだった。

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長田育恵が脚本を担う朗読パートには、津田健次郎が出演。橋掛かりをすっと前を見据えて歩き、定位置に着くと、宗近の人智を超えた体験を語り始める。回顧するように始まる導入で、静謐さのある声で観客を劇世界へと誘った津田は、突然の勅命に翻弄されながらも刀匠として真摯に向き合おうとする宗近のプロフェッショナルさや心情の変化を巧みに表現した。朗読パートでは、中国琵琶が奏でられる。速弾きによって華やかに広がる中国琵琶の音色は、宗近が出会う異界の雰囲気を盛り立てた。

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一方、能楽パートではシテを澤田宏司が勤める。大鼓・小鼓・地謡などによる層の厚い音の鳴りと、能楽師の身体表現によって立ち上がる能「小鍛冶」では、躍動感たっぷりに宗近の体験が体現された。朗読パートで観た振りがあったり、似た小道具が出てきたりするため、ストーリーの“迷子”になりがちな能楽初心者でも、きちんと筋を追うことができる。また、本公演では続けて、内藤飛能による仕舞「草薙」が披露された。

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ストリーミング配信は能LIFE Onlineにて行われ、能の現代語訳が表示できる字幕機能が付く。視聴期間は来年6月26日まで。公演の模様に加え、事前に募集した質問に津田と澤田が答える配信特典映像も用意されている。なお、「夜能~語り部たちの夜~『小鍛冶』」は7月29日にも宝生能楽堂で上演される。7月公演では朗読パートに浪川大輔が出演し、能楽パートのシテを川瀬隆士が勤める。

「夜能~語り部たちの夜~『小鍛冶』」5月公演ストリーミング配信

2022年6月26日(日)17:00~

「夜能~語り部たちの夜~『小鍛冶』」5月公演

2022年5月27日(金)※公演終了
東京都 宝生能楽堂

朗読「小鍛冶」

朗読:津田健次郎
脚本:長田育恵
雅楽:三浦元則 ほか

能「小鍛冶」

シテ:澤田宏司
ほか

「夜能~語り部たちの夜~『小鍛冶』」7月公演

2022年7月29日(金)
東京都 宝生能楽堂

朗読「小鍛冶」

朗読:浪川大輔
脚本:長田育恵
雅楽:三浦元則 ほか

能「小鍛冶」

シテ:川瀬隆士
ほか

※初出時、本文に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

ステージナタリー

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