「糸引きマフィン」焼き菓子店、SNSアカウント削除で広がる不安...厚労省の回収情報にも登録、保健所「確認中」

「糸引きマフィン」焼き菓子店、SNSアカウント削除で広がる不安...厚労省の回収情報にも登録、保健所「確認中」

  • 弁護士ドットコム
  • 更新日:2023/11/21
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焼き菓子店がインスタグラムに掲載していたマフィン(現在は削除されている)

都内で開催されていたアートイベント「デザインフェスタ」(通称:デザフェス)に出店していた焼き菓子店(目黒区)が販売したマフィンが、「納豆みたいなにおいがする」などと購入者から指摘を受けていた問題で、回収と返金の問い合わせ先となっていた店のエックスとインスタグラムのアカウントが11月20日までに削除された。

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これらの問い合わせ先は、厚労省が公開している自主回収(リコール)のサイトに掲載されていた。弁護士ドットコムニュースの取材に対し、目黒区保健所の担当者は厚労省から11月21日、SNSのアカウント削除について問い合わせがあったことを明かし、「現在、新たな連絡先を掲載できるよう確認しています」と話した。

⚫️「被害者が不安になる」と批判の声も

この問題は、デザフェスが開催された11月12日〜13日に販売されたマフィンの一部商品について、購入者から「糸を引いている」「納豆のようなにおいがする」という指摘があり、中には下痢や嘔吐、腹痛などの体調不良になったという声があがっていた。

厚労省は、食品衛生法違反の恐れがあるとして、販売されたマフィン9種類約3000個について、健康への被害が最も高い「クラス1」のリコール対象としていた。

焼き菓子店は、SNSで謝罪する一方、店主の名前をかたった脅迫が近隣の教育施設にあり、警察に被害届を出したと明かしていた。

しかし、突然SNSのアカウントが削除されたことで、エックスでは「アカウント消したけど、被害者は不安になってしまうのでは」など、批判の声が上がっている。

弁護士ドットコムニュースは11月21日10時ごろ、厚労省が自主回収の連絡先として公開している焼き菓子店の電話番号にかけたが、つながらなかった。

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