いよいよ東京五輪・ソフトボールが開幕! 初戦をコールド勝ちで飾った日本ソフトボール界のエース、上野の秘めた思いとは

いよいよ東京五輪・ソフトボールが開幕! 初戦をコールド勝ちで飾った日本ソフトボール界のエース、上野の秘めた思いとは

  • ココカラネクスト
  • 更新日:2021/07/21

21日、全競技に先立ってソフトボールの1次リーグとなる日本・オーストラリア戦(福島・あづま球場)が行われた。

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日本はエースの上野由岐子投手(38)が先発。初回、先頭のコックスを投手への内野安打で出塁を許すと、一死から3四死球の押し出しで1点を与えるなど、不安定な立ち上がりとなった。しかしその裏、すぐさま日本チームの4番・山本に適時打が飛び出し、同点に追いつくと落ち着きを取り戻す。2回を三者凡退に打ち取ると、3回は三者連続三振を奪うなど、緩急あふれる投球術で圧巻の三振ショーを見せた。

このエースの気迫に打線も応える。3回には3番の内藤が勝ち越しの2ランを放つと、4回にも6番・藤田が左越え2ランをマーク。5回にも4番の山本がダメ押しとなるこの日3本目となる2ランを放ち、7点差がついたことでこの時点で8―1のコールド勝ち。記念すべき日本チームの初白星を飾ったのだ。

先発の上野は4回3分の1を投げ7奪三振1失点の力投。金メダルを獲得した2008年の北京五輪決勝以来、4717日ぶりとなる五輪勝利に貢献した。試合を振り返って「立ち上がりは丁寧にいこうと思いすぎて、ボール先行となり失点してしまい、本当に悔しかった。でもバックの皆が追いついてくれて、2回以降切り替えて投げられました」と笑顔。続けて、コロナ禍で開催された五輪、競技のトップバッターを飾る重圧に関してもこう語った。「今日は色々な思いもあっただけに、背負っているものをすべて受け止めることができた。楽しめています!」と充実の表情を浮かべたのだ。

日本ソフトボール界の絶対エースとして知られる上野もここに至るまでには紆余曲折があった。08年の北京五輪は2日間、3試合で計413球を投げぬくなど、鉄腕ぶりを発揮。球技としては76年モントリオール女子バレー以来の金メダル獲得の立役者となり、大きな注目を集めるように。一方でその後は「燃え尽き症候群」に悩まされた。金メダルを獲得した北京五輪を最後にソフトボールが五輪競技として除外されたことで「自分は何のためにソフトボールをやっているんだろう」とモチベーションを失ってしまった時期もあったという。

そんなエースを支えたのが、現在日本代表チームの監督でもある宇津木麗華監督だった。所属チームのビックカメラ高崎でも師弟コンビを組む2人。長年上野の様子を見続けてきた同監督は様々な方法でモチベーションを引き出すことを画策。本来投手である上野に野手として挑戦させるなど、ほかの選手のポジションを経験させることで、原点であるソフトボールの楽しさに気づかせたという。

この取り組みについて上野自身もこう語っている。「分からないことがいっぱいあって、できないことがたくさんあってそれが楽しかったし、嬉しかった」。投手としてはやりつくした気持ちもあったが、ほかのポジションを体験することで再びソフトボールと向き合うことができたというのだ。

そして再び迎えた五輪の舞台に頼もしいエースは戻ってきた。伝説を再び作れるか、注目だ。

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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