田原総一朗氏、海部俊樹氏は「平成期以降、最も国民の批判を浴びなかった首相」

田原総一朗氏、海部俊樹氏は「平成期以降、最も国民の批判を浴びなかった首相」

  • スポーツ報知
  • 更新日:2022/01/15
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元首相の海部俊樹(かいふ・としき)氏が9日午前4時、老衰のため東京都内で死去した。91歳だった。名古屋市生まれ。葬儀・告別式は近親者のみで行われた。湾岸戦争では、1991年に自衛隊初の本格的海外派遣として機雷を除去する海上自衛隊掃海艇をペルシャ湾に送るなど国際貢献のあり方を示した。リクルート事件などで政治とカネの問題に揺れる中、非世襲の飾らない首相として高い支持率を得た。

ジャーナリスト・田原総一朗氏(87)がスポーツ報知の取材に応じ、海部氏を悼んだ。

平成期以降、最も国民の批判を浴びなかった首相かもしれない。変な野心を持たない政治家だった。何度もお目にかかったが、人柄もとても良い。ただ、野心を持たない者は統率力を欠く。

湾岸戦争勃発時、私の番組に出たYKK(山崎拓、加藤紘一、小泉純一郎各氏)は海部さんの対応をコテンパンに批判した。当時の日本はバブル崩壊期で財政状況も最悪だった。海部さんは消費増税を目指したが、党内の猛批判を浴びて実現できなかった。

首相退任後、衆院選で小選挙区・比例代表並列制が敷かれ、自民党は公認を得るためのイエスマンばかりの政党になった。党内から批判された海部さんの時代が健全だったかもしれない。小泉政権、安倍政権時を思うと、そう思わざるを得ない。91歳、天寿を全うされたことだろう。

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