市場に出回らない未利用魚が絶品ブイヤベースに変身。食から、物語から、海に興味をもつインスタレーション開催。

市場に出回らない未利用魚が絶品ブイヤベースに変身。食から、物語から、海に興味をもつインスタレーション開催。

  • GINZA
  • 更新日:2022/08/07

青山の「スパイラルガーデン」で『海の森、海のいま展ー海のレシピプロジェクトと新たな航海の始まりー』が2022年8月12日(金)まで開催中。期間中、展示される「#アイゴプロジェクト」と連動して、〈スープストックトーキョー〉とコラボレーションした期間限定メニューも登場。

「アイゴ」という魚を知っている?背びれと腹びれに毒のトゲをもち、特有の香りがあることから市場でも値がつかず、放っておかれる「未利用魚」。扱いにくいだけじゃなく、海の海藻を食い荒らして「磯焼け」という問題を引き起こす原因のひとつでもある。なんて困ったチャン!そんな問題児を、高級魚のような味わいでおいしく頂くことができれば海の未来を守れるのでは?と立ち上がったのが「海のレシピプロジェクト」だ。

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海の中にいるように波打つ漁網がはりめぐされた会場は、さまざまな海の幸のものがたりと活動を繋げるインスタレーションとなっている。中央の垂れ幕には、大分県・米水津とともに始動した「#アイゴプロジェクト」の軌跡が。

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垂れ幕を裏側から読むと、アイゴを旨味のある干物にして、おいしい料理にするまでの調理の工夫が描かれている。

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スープストックトーキョー監修、アイゴだしのスープセット。期間限定で楽しめる干物と夏野菜を合わせた爽やかなブイヤベース。

アイゴ以外にも「たくさんの海にまつわるものがたり」と、そこから派生する「海のレシピ」、そして「日本全国の地域で聞いた海の話」を繋げる実験的な取り組みが印象的。

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会場に並ぶのは海にまつわる絵本や書籍。ふせんが貼られているページをめくると、海の生き物についての物語が。

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モニターに映るのは、書籍の物語からインスピレーションを膨らませた「海のレシピ」や、海と密接に関わり生活する方々の「海のはなし」の数々。

展示の中で気になったレシピや話があれば、QRコードを読み取るとウェブメディア「海のレシピプロジェクト」の記事を読むことができる。料理から、本から、さまざまな角度から「海のいま」に興味をもつきっかけとなる面白い取り組みだ。

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その他にも、アーティスト後藤朋美さんによる氷のアート作品や、松澤有子さんによる海洋プラスチックを用いた巨大な船の展示は圧巻。トークイベントや、ワークショップも開催されるのでぜひ訪れてみて。(各イベントは事前申込制)

小川由佳

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