不動のホンダ「ダックス50」をプチレストア! サクッとオイル交換&車体周りに着手します【vol.4】

不動のホンダ「ダックス50」をプチレストア! サクッとオイル交換&車体周りに着手します【vol.4】

  • バイクのニュース
  • 更新日:2023/01/25

エンジンオイルは真っ黒だ!

エンジン真下にあるドレンボルトを抜くと、オイルが出てきます。

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エンジンオイル交換_古いオイルを抜く

【画像】ホンダ「ダックス」レストアの様子を画像で見る(41枚)

真っ黒で、最後にいつ交換したのか……不安になる色ですね。

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エンジンオイル交換_変形したドレンワッシャー

ドレンボルトについているドレンワッシャーはオイル交換ごとに新品に替えましょう。使いまわしていると、写真のように変形して、取れなくなってしまいます。

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エンジンオイル交換_新品オイルの注入

ドレンボルトを締めたら、オイルを注入。

規定量は0.6Lですが、まずは0.5Lを入れて、軽く暖気運転。

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エンジンオイル交換_オイル量のチェック

その後オイルゲージでオイル量を測ります。規定値内でしたので追加の注入はなし!

これはよくあること。いきなり規定量のオイルを入れるのではなく、必ず少し少なめを入れてから暖気運転をして、実際のオイル量を確認しましょう。

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エンジンオイル交換_暖気運転

再度暖気運転をして、エンジン内にオイルを潤滑させれば、オイル交換は終了です。

フロントフォークはダストシールをチェック!!

いよいよ車体周りに着手します。

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ジャッキアップ

まずはフロントフォークのチェック。ジャッキアップでフロントホイールを浮かせます。

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Fフォークのオイル交換_ダストカバーを外す

いきなりバラすのではなく、まずはダストカバーを外して、オイルシールのチェックをおこないます。

その状況を見て、全バラのOH(オーバーホール)か、オイル交換のみかを判断するのです。

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Fフォークのオイル交換_オイル漏れのチェック

オイル漏れ等はなく、きれいな状態! 今回は、オイル交換だけをおこないます。

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Fフォークのオイル交換_フロントホイールを外す

フロントホイールを外すため、アクスルシャフトを抜きます。

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腐食が激しいアクスルシャフト

グリスが完全に切れて、腐食も激しいですね……。

しかし、まだメンテナンスすれば再使用可能な状態。後ほど、しっかりメンテします。

“フルレストア”や“フルカスタム”であれば新品に交換するところですが、今回の趣旨はあくまで中古車として仕上げるための“プチレストア”。「使える純正パーツはなるべく再利用するつもり」とナインゲート店主・細井さん。

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表面に焼けが見られるブレーキシュー

ホイールを外すと、ドラムシューが露出。残量はまだありますが、表面が焼けてしまっているので、今回は交換します。

ただし作業は次回。タイヤ交換の際におこないます。

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ホイールベアリングのチェック

ホイールベアリングをチェックします。指でベアリングを回して、引っ掛かりやゴリゴリした感触がなければOK。

今回はスムーズに回り、問題はなさそうでした。

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Fフォークのオイル交換_トップボルトを外す

フロントフォークを抜くために、まずトップボルトを外します。

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Fフォークのオイル交換_アンダーブラケットのボルトを緩める

続いて、アンダーブラケットのボルトを緩めます。「抜く」のではなく、「緩める」のがポイントです。

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Fフォークのオイル交換_フォークを抜く途中で一旦止める

フロントフォークを抜く途中でアンダーブラケットを再度締めて、フロントフォークを固定します。

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Fフォークのオイル交換_トップキャップを外す

これがアンダーブラケットのボルトを抜かなかった理由。フロントフォークのトップキャップは固く締められていますが、フロントフォークは棒状で固定しづらい。そこでアンダーブラケットで固定することで、トップキャップを抜きやすくするのです。

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Fフォークのオイル交換_トップキャップを外す

ところが今回は固着が激しく、抜けません……。仕方がないので万力で固定して、インパクトドライバーで外しました。

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Fフォークのオイル交換_フォークスプリングを抜く

スプリングを抜く際に上下を確認しておきましょう。ただし、中古車の場合、そもそも間違っている可能性があります。

やはり、サービスマニュアルは必須です。

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Fフォークのオイル交換_フォークオイルを抜く

フロントフォークを逆さにし、インナーチューブをストロークしてオイルを抜きます。相当古いようで、腐敗臭がしました。

ある程度オイルが出たら、パーツクリーナーを入れて、中のオイルやスラッジなどを出し切ります。

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Fフォークのオイル交換_逆さにして、しばらく放置

フロントフォークをひっくり返し、しばらく放置。中に溜まっているオイルやパーツクリーナーを出します。

ステムベアリングでハンドリングが変わる!

フロントフォークを放置している間に、ステムベアリングをチェックします。ハンドルを左右に振った感じでは問題なさそうですが、実際に確認してみましょう。

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ステムベアリングのメンテナンス_ステムナットを緩める

まずはステムナットを緩めます。

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ステムベアリングのメンテナンス_ハンドルを宙吊り

効率よく作業を進めるために、ナインゲートではハンドルを宙吊りにします。

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ステムベアリングのメンテナンス_ハンドルを宙吊り

天井の梁にタイダウンベルトを引っ掛けます。

青空メンテでは難しいですが、ガレージなどでは真似できそうですね!

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ステムベアリングのメンテナンス_ベアリングのチェック

ステムを外し、ベアリングをチェック。

グリスは完全に切れていますが打刻痕はありません。これなら洗浄して、再組付けでOKでしょう!

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ステムベアリングのメンテナンス_ベアリングのチェック

下側のベアリングも同様で、グリスは切れていますが、打刻痕はありませんでした。

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ステムベアリングのメンテナンス_グリスを塗布

パーツクリーナーで汚れをしっかり落とした後、グリスを塗布。あとではみ出したグリスは拭き取ればいいので、ここは多めで問題ありません。

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ステムベアリングのメンテナンス_グリスを塗布

車体側も忘れずに!

また、上側のベアリング各部にも同様にグリスを塗布します。

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ステムベアリングのメンテナンス_ステムナットの汚れ落とし

ステムナットの汚れは真鍮ブラシで落とします。

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ステムベアリングのメンテナンス_トップナットを磨く

トップナットもくすんでいたので、コンパウンドで磨きました。

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ステムベアリングのメンテナンス_ステムを締める

最後にステムを元に戻せば終了。今回は新品ではなく、すでに座ついているベアリングを再使用するので、キュッと締まればOK。

ちなみにステムの締め具合は、ハンドルをロックした状態から、指1本で反対側のロックまで動かせるかどうかが目安。締めすぎるのも、緩すぎるのもNGですよ。

パーツを長持ちさせるために手間をかけましょう!

ステムベアリングのメンテナンスが終わると、フロントフォークの古いオイルやパーツクリーナーはすっかり抜けた状態。最後の仕上げにとりかかります。

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Fフォークのオイル交換_オイルシールの保護

まず、オイルシールを長持ちさせるために、インナーチューブとアウターチューブの間に「フロントフォーク組み付け用グリス」を塗ります。

今回オイルシールは交換しませんが、こうした配慮をするだけで、パーツの寿命は大きく変わります。

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Fフォークのオイル交換_フォークオイルの注入

フォークオイルを注入。泡だてないように、ゆっくり入れるのがポイントです。

オーナーがいればオイルの量は好みに合わせて調整しますが、今回はオーナー未定の中古車のため、マニュアル通りの55ccとしました。

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Fフォークのオイル交換_フォークオイルを循環させる

インナーチューブをストロークして、オイルを循環させるとともにエア抜きをおこないます。

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Fフォークのオイル交換_スプリングを入れる

スプリングを入れて、トップキャップを締めます。

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Fフォークのオイル交換_インナーチューブを磨く

インナーチューブに点サビが見られたので、ナイロンたわしで表面の引っ掛かりがなくなるまでこすります。仕上げは細かめのコンパウンドで。

今回、摺動箇所は錆びていませんでした。しかし、もし錆びていたとしても、手入れをするとサイズ(φ)が変わってしまい、オイル漏れの原因となるので手入れはNG。摺動箇所が錆びていた場合は、基本的には要交換です。

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Fフォークのオイル交換_アンダーブラケットの腐食を取る

アンダーブラケットのサビは、真鍮ブラシで落とします。その後、防錆とルク管理の均一化のため、グリスを塗っておきましょう。

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Fフォークのオイル交換_フロントフォークを装着

フロントフォークを装着! きれいになったインナーフォークのおかげで、バイクの見栄えがさらに良くなりました!

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アクスルシャフトの腐食を取る

アクスルシャフトはナイロンたわしで磨き、腐食を落とします。ひっかかりがなくなったら、グリスを塗ります。

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フロントホイールの装着

フロントフェンダーとホイールを装着して、今回は完了! フロントフォークとステムの動きが見違えるように良くなりました!!

次回はリアの足周りをリフレッシュします。乞うご期待!!

佐賀山敏行

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