鯵ケ沢高、存続懸けゴルフ部設立 津軽地方の青森県立高校で初 部員3人、来春デビュー戦

鯵ケ沢高、存続懸けゴルフ部設立 津軽地方の青森県立高校で初 部員3人、来春デビュー戦

  • Web東奥|東奥日報社
  • 更新日:2022/09/23
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学校や町の関係者が見守る中、打撃練習をする高橋さん(手前)と工藤さん(右)=20日、鯵ケ沢高

一定の入学者数を確保しないと閉校の可能性がある鯵ケ沢高校(青森県鯵ケ沢町)が学校存続を懸け、津軽地方の県立高校で初めてゴルフ部を設立した。町内の岩木山麓に広がるゴルフ場の活用を視野に、学校の魅力アップにつなげる狙い。1年生部員3人はいずれも初心者で、来年春にデビュー戦に挑む。

鯵ケ沢高によると、本年度、県高校体育連盟ゴルフ専門部に加盟しているのは十和田工業、六戸、八戸中央、八学光星、弘前東の5校のみ。鯵ケ沢高がゴルフ部を設立したのは6月。芝生の手入れが行き届いた広大な校庭に150ヤード、パー3のコースを設けた。

部員は週2、3回、午後4~6時に打撃練習を続けている。高橋大翔(はると)さんは「親がゴルフ場で働いていて『ボールなど必要なものはあるので、やるなら頑張ってやれ』と励まされた。18ホール回り切れるよう体力をつけたい」と抱負。工藤誠志さんは「ゴルフは思ったより難しくて大変だが、遠くにボールが飛ぶと楽しい」と語った。豊澤悠真さんは陸上部との兼部だ。

指導するのは、県高体連ゴルフ専門部の委員長を務めた田村博文教頭。30歳ごろからプレーを続け、「まずは楽しみながらゴルフに親しんでくれたら」と期待する。鯵ケ沢高と町は年内にも、岩木山麓のホテル「青森スプリング」と三者で協定を結ぶ予定。部員は同ホテルのゴルフ場で、コース整備などを手伝いながら練習する。同ホテルには国内最大級のハープパイプコースもあるため、同高は「スノーボード部」の設立も検討する方針。

同じくゴルフ部のある六戸高は本年度末で閉校する。鯵ケ沢高は本年度の入学生が9人と厳しい状況だが、町とともに生徒の全国募集やドローンの国家資格取得の支援などに取り組んでいる。川浪泰浩校長は「生徒の全国募集に向けてゴルフ部をPRしていく。行政と学校、事業者の産官学が一体となった取り組みにつなげたい」と意気込んでいる。

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