海外転職では必須!「カバーレター」の書き方とは

海外転職では必須!「カバーレター」の書き方とは

  • Forbes JAPAN
  • 更新日:2021/06/10
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コロナを契機に、働き方や働く環境が大きく変わってきました。海外や地方なども、転職先の候補としてより身近になったように感じます。

そこで、8年以上にわたり日本やアメリカのさまざまな多国籍企業で働いてきた筆者の経験をもとに、海外や外資系企業で働くチャンスを得るためのポイントをご紹介することにしました。

前回の「ネットワーキングの構築方法」に続き、今回のテーマは「カバーレター」についてです。私が海外転職した際に実際に送ったカバーレターを事例としてお見せしながらご紹介します。

カバーレターとは?

カバーレターとは、英文履歴書に添付して提出する書類のことで、日本でいう送付状や送り状にあたります。ただ、日本の送付状が同封書類の一覧を記載した形式的な書類であるのに対し、カバーレターは、採用担当者に興味をもってもらうためのアピール材料という位置付けです。

採用担当者は次々に応募書類を確認しなければならないため、最初に目に入るカバーレターで関心をもってもらわなければいけません。カバーレターは、良くも悪くも影響力が大きいのです。

とはいえ、最近ではメールで応募するケースも増えています。その際はメールの本文がカバーレターの役割を果たす場合もあり、必ずしもカバーレターが必要とは限りません。現に、筆者が今働いているAmazon米国本社の採用に応募した際にはカバーレターはつけませんでした。

カバーレターがアピールにつながる一方で、1人の書類審査に数10秒~1分程度しかかけられない採用担当者の立場に立つと、履歴書と重複していたり、形式的で内容に乏しいカバーレターを付けるくらいであれば、1枚の練られた履歴書の方が惹きつけられることも多々あります。履歴書の内容とのバランスや提出方法などによって、カバーレターの要否はケースバイケースであると言えるでしょう。

選考を突破するカバーレターには何が必要か

カバーレターを作成するのであれば、重要なのは「簡潔さ」と「具体性」です。

まずは、こちらのカバーレターをご覧ください。

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これはアメリカの消費財メーカーに応募した際に作成したカバーレターです。この企業は、創造的で責任感や誠実さ、思いやりの心をもっている人材を求めており、私はマーケティング部門のビジネスアナリスト職に応募しました。

カバーレターには、自身がカリフォルニア大学でMBAを学んでいること、就きたいポジション、そのポジションで活かせるスキル、熱意を書いています。

結果的にこの企業には採用されなかったのですが、その原因は、応募した企業、応募職種との具体的な関連が薄く、内容面でもカバーレターの後に続く履歴書と重複していること、であったと思います。

例えば、貢献できるスキルをアピールするために、前職の総務省/石川県庁勤務時代に約半年かけて地元企業323社を訪問し、うち322社に計画書を作成してもらえた経験を書きました(Marketing Research and Business Developmentの2つ目)。振り返ると恥ずかしいのですが、そもそも企業が求めるスキルと合致しておらず、使い回しのできる内容を書いたであろうことが一目瞭然で、良い印象は与えられません。

では、次にこちらのカバーレターをご覧ください。

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これは、MBA留学中にサマーインターンシップの機会を求めて、自動車向けの排気ガスセンサーを開発したスタートアップ企業に提出した書類です。

事前にPwCのMoneyTreeReportから過去の資金調達動向を確認し、同社が海外展開のフェーズに入っていること、また、排気ガスセンサーが日本市場との親和性が高いことを調べ、筆者が日本のメーカーとの連携をサポートできることをアピールポイントとして記載しました。1つ目のカバーレターと違い、具体的な貢献が明確にイメージできます。

この企業はこれまでインターン生を採用した実績はなかったものの、日本市場へ興味をもっており、まさにネットワークがないことで困っていたため社長の目に留まり、面談を経て採用につながりました。

上記2つの事例から、簡潔さと具体性が重要であることがお分かりいただけると思います。

いかにして熱意や個性をアピールするか

カバーレターは、履歴書では表現しにくい熱意や個性を文章にして伝える大きなチャンスです。

企業が求めるスキルは、募集要項にあたるJob Descriptionに記載されています。まずはJob Descriptionから、求められる素養やスキル、経験を確認しましょう。その中から自身のスキルや経験と合致するものをアピール材料として書くことをおすすめします。

このような事前の下調べや企業研究は、ストレートに熱意をアピールすることが可能です。しかし、カバーレターはあくまで興味をもってもらうための最初のきっかけに過ぎません。より熱意をアピールし、書類選考の通過率を上げるためには、やはりネットワーキングとの組み合わせが効果的です。

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