ストレス発散で食べ過ぎちゃう...「悪習慣をムリなく断ち切る」簡単な方法 #160

ストレス発散で食べ過ぎちゃう...「悪習慣をムリなく断ち切る」簡単な方法 #160

  • ananweb
  • 更新日:2022/05/13

長期休暇があったり、ストレスが溜まったりするとつい食べ過ぎたり、間食を多く取ってしまいがち。中医学士で漢方薬剤師の大久保愛先生によると、そういった習慣はドーパミンを分泌させるため依存傾向に陥り、なかなか直りにくいそう。これに運動不足が加わると…体重増加は目に見えていますよね。そこで愛先生が、ストレスを軽減し、食欲を抑えられる簡単な方法を教えてくれます!

ストレスで食べ過ぎていませんか?

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【カラダとメンタル整えます 愛先生の今週食べるとよい食材!】vol. 160

GWが終わり、食べ過ぎを感じている人も多いのではないでしょうか。最近、体重計は乗りましたか? そして、連休が明けて、たまっていた仕事が一気に押し寄せてきて、ストレスでさらに食べ癖が悪化してしまってはいないでしょうか。一度、食べ癖がつくとなかなかもどりませんよね。そして一度、運動する癖をなくすと再び運動する習慣へとシフトすることも難しくなりますよね。

ということで、よく食べて、よく仕事して、体を動かさないという人が増えていることが予想されます。このままでは、ブヨブヨになってしまいます。そこで、今週は、GWで身につけてしまった、おデブ習慣をリセットするために食薬としてできることを紹介します。

今週は、食べ癖をリセットするための食薬習慣

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仕事をしながら甘いコーヒーを飲み、集中力がなくなるとチョコレートを食べる、移動中に飴をなめる、お土産のお菓子のキープがたまってきている、コンビニに行くとお菓子を買う、寝る前に動画を見ながらスナック菓子を食べるなど何か思い当たることはないでしょうか。こういった習慣は、一時的にドーパミンをたくさん分泌させ幸せを感じさせるので、依存傾向に陥ってしまいます。

ドーパミンは、食欲抑制に働くレプチンなどの働きを抑制させ過食ぎみになることも。ただでさえ、連休明けのこの時期にはストレスが強くかかり、食べることでストレスを発散しようとする人も増えやすい時期なので、気をつけたいところです。

漢方では、ストレスにより過食に陥りやすい人の体質を、『肝血虚』や『肝気鬱結』などと表現しています。そこで、今週は『肝血』を補い、『肝気』を巡らせる食薬がおすすめです。今週食べるとよい食材は、【グレープフルーツとホタテのカルパッチョ】です。

食薬ごはん【今週食べるとよい食材:グレープフルーツとホタテのカルパッチョ】

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作り方は、お刺身用のホタテと一口大にカットしたグレープフルーツをお皿に並べ、軽くグレープフルーツを全体に絞り、オリーブオイルと塩、ブラックペッパーをお好みで回しかけ、お好きなカイワレやハーブを添えたら完成です。

【グレープフルーツ】

グレープフルーツやミカン、レモン、ゆずなどの柑橘系の食材には、『理気作用』がありストレスを軽減する働きがあるとされています。また、イノシトールが含まれるため『肝』の働きを高める働きも期待できます。そして、香り成分として内臓脂肪の蓄積を抑えるヌートカトン、食欲を抑えるナリンギン、リラックス作用のあるリモネンなどが含まれています。過食気味のときに摂りたい代表的な食材といえるでしょう。

【ホタテ】

『肝』の働きを支える代表的な栄養素タウリンを豊富に含む代表的な食材です。高タンパク、低脂質、亜鉛、鉄、ビタミンB12、葉酸などのミネラルが豊富で、『肝血』を補う働きもあります。お刺身で使うと調理が楽なうえに栄養もたっぷり摂ることができるので心身ともに疲れたときのエネルギーチャージにおすすめです。もっとも手軽に食べることのできる魚介ですよね。高タンパクで、鉄分、ビタミンB群も豊富で『気血』を補うのに役立ちます。疲れたときにコンビニに入ったら、とりあえずツナ缶か鯖缶をかってみるのもよいと思います。

仕事やストレスで八方ふさがりになってしまったとき、何をしますか? ストレス解消のためにはさまざまな行動があると思います。その中でも、よく食べ、よく飲むことは手っ取り早いストレス解消法だと思います。ですが、その内容を少し体のことを考えた内容に変えて、過食の内容を食薬的な食べ物に変更してみてはいかがでしょうか。ほかにも心と体を強くするレシピは、『不調がどんどん消えてゆく 食薬ごはん便利帖』(世界文化社)で紹介しています。もっと詳しく知りたい方はぜひご覧ください。

※食薬とは…
漢方医学で人は自然の一部であり、自然の変化は体調に影響を与えると考えられています。気温や湿度、気圧の変化だけではなく、太陽や月の動きまでもが体に影響を与えています。学生の頃、太陽暦や太陰暦を学んだことを覚えていませんか? 一月の日数や季節などは太陽や月の動きから決められていたことはご存知のかたは多いと思います。

月や太陽は、地球との位置により引力が変わり、地球では潮の満ち引きが起こります。地球の約七割が水分と言われていますが、同様に人の体も約七割が水分と言われています。そう考えると、人間も月や太陽の影響を受けることは想像しやすいことだと思います。中国最古の医学書である皇帝内経(こうていだいけい)にも、月が体調に影響を与えることは記されています。

つまり、気温、湿度、気圧、太陽、月の変化とさまざまなものを指標にすることにより、より正確に体調管理をすることができます。この体調管理に食事内容を役立てることを『食薬』と呼びます。

Information

大久保 愛 先生
漢方薬剤師、国際中医師、国際中医美容師、漢方カウンセラー。アイカ製薬株式会社代表取締役。秋田県出身。昭和大学薬学部生薬学・植物薬品化学研究室卒業。秋田の豊かな自然の中で、薬草や山菜を採りながら暮らす幼少期を過ごし、漢方や食に興味を持つ。薬剤師になり、北京中医薬大学で漢方・薬膳・東洋の美容などを学び、日本人で初めて国際中医美容師資格を取得。漢方薬局、調剤薬局、エステなどの経営を経て、漢方・薬膳をはじめとした医療と美容の専門家として活躍。おうちで食薬を手軽に楽しめる「あいかこまち」を開発。漢方カウンセラーとして、年間2000人以上の悩みに応えてきた実績を持つ。著書『1週間に1つずつ心がバテない食薬習慣(ディスカヴァー・トゥエンティワン)』は発売一ヶ月で七万部突破。『心と体が強くなる!食薬ごはん(宝島社)』、『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典(KADOKAWA)』、近著に「不調がどんどん消えてゆく 食薬ごはん便利帖(世界文化社)」がある。
公式LINEアカウント@aika

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『1週間に一つずつ 心がバテない食薬習慣』(ディスカヴァー)。

『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典』(KADOKAWA)
体質改善したい人、PMS、更年期など女性特有の悩みを抱える人へ。漢方×栄養学×腸活を使った「食薬」を“五感”を刺激しつつ楽しく取り入れられる。自分の不調や基礎体温から自分の悩みを検索して、自分にあった今食べるべき食薬がわかる。55の不調解消メソッドを大公開。

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文・大久保愛

ananweb 編集部

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