寒波に大雪 岡山と真庭で2人死亡 津山は史上最大46センチ積雪

寒波に大雪 岡山と真庭で2人死亡 津山は史上最大46センチ積雪

  • 山陽新聞デジタル
  • 更新日:2023/01/25
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一面に雪が積もった津山市街地。積雪は観測史上最大となる46センチとなった=25日午前8時20分

岡山県内は25日、この冬一番の寒気が流れ込み、県北部などで雪が断続的に降った。津山市では観測史上最大となる46センチの積雪を記録。今回の大雪による人的被害に関し、磯崎仁彦官房副長官は記者会見で、岡山県内で心肺停止状態の2人が発見されたことを明らかにした。

県内の自治体などによると、2人は岡山市の80代男性と真庭市の80代男性。岡山市の男性は25日午前11時過ぎ、同市北区の屋外で雪の上に倒れていた。真庭市の男性は同日正午ごろ、自宅近くで立ち往生した車のそばで雪に埋もれていたところを発見された。いずれも死亡が確認された。ただし、県危機管理課は岡山市の男性について「雪害による事故死ではないと岡山市は判断している」と説明した。

25日未明から朝にかけて、県内では新見市千屋で氷点下7・4度となり、今季最低の気温になった。岡山市中心部などでも氷点下を記録した。

岡山県内での最大積雪量は真庭市蒜山上長田92センチ、新見市千屋62センチ、美作市51センチ。24時間降雪量の最大値は真庭市蒜山上長田93センチ、新見市千屋65センチ、美作市54センチ、津山市47センチでいずれも昨冬までの最大記録を上回った。

道路渋滞や鉄道運休相次ぐ

猛烈な寒気の影響で、県内は25日も終日厳しい冷え込みに見舞われた。交通機関は混乱し、鉄道や空の便で運休や欠航が相次いだほか、高速道路でも通行止めが発生。物流や経済面でも大きな影響が出た。

県内16観測地点全てで朝の最低気温が氷点下3度以下となり、岡山市中心部では同4・2度(平年氷点下0・2度)、新見市新見で同7・3度(同3・1度)となるなど8地点で今季最低を観測。日中も気温は上がり切らなかった。

岡山地方気象台は「26日の日中は寒気が緩むが、朝は放射冷却で冷え込むだろう。引き続き水道管や路面の凍結に注意してほしい」と呼びかけている。

鉄道は、JR西日本が特急「やくも」や「スーパーいなば」を終日運休した。芸備、姫新、因美、伯備線では一部区間で終日運転を取りやめた。26日も姫新、因美線の一部区間で始発から運休する。

路線バスは美作共同バスが全路線で運休。宇野バス、中鉄北部バス、備北バスも一部で運転を見合わせた。

一般道では県境付近を中心に雪による立ち往生が相次いだ。備前市三石以東の国道2号は一時全面通行止めとなり、最大約25キロの渋滞が発生。真庭市の国道482号、西粟倉村の国道373号などでも一部区間が通行止めとなったほか、美作岡山道路の吉井―佐伯インターチェンジ(IC)間は除雪作業で約13時間通行できなかった。

高速道路は、山陽自動車道の山陽IC以東、岡山自動車道の岡山総社IC以北、中国自動車道津山IC以東が24日夜から25日夜にかけて通行止め。25日午後8時現在、米子自動車道落合ジャンクション以北が通行できない。解除の見通しは立っていない。

岡山桃太郎空港では、羽田、那覇に向かう2便が欠航した。

県警によると、雪の降り始めから25日午後5時までに路面凍結によるスリップとみられる交通事故(速報値)が県北を中心に約255件発生。うち人身事故は約20件。

スーパーは一部で休業や開店時刻を遅らせた。運輸業者の配達や集荷にも遅れが出た。

中国電力ネットワークによると、県内では朝から西粟倉村で計約2100戸が停電。午後には真庭市で約千戸が停電。25日午後5時現在も完全には復旧していない。

県北部を中心に14市町村の公私立学校計133校が臨時休校。県教委などによると、内訳は小学校89校、中学校31校、高校11校、中高一貫校と特別支援学校が各1校。

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