室戸台風で校舎倒壊、児童犠牲の小学校で追悼 下級生守った「命の木」とは

室戸台風で校舎倒壊、児童犠牲の小学校で追悼 下級生守った「命の木」とは

  • 京都新聞
  • 更新日:2022/09/23
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献花台に花を供え、頭を下げる児童(草津市北山田町・山田小)

1934(昭和9)年の室戸台風で木造校舎が倒壊し、死傷者が出た滋賀県草津市の山田小で21日、殉難慰霊式が開かれた。在校生や教職員約400人が故人の冥福を祈り、防災への意識を新たにした。

室戸台風では同小で児童17人と教師1人が死亡、計133人が重傷を負った。この時、上級生が綱をケヤキにくくり付け、下級生に持たせて身の安全を守ったといい、今もその一部が「命の木」として体育館に展示されている。

体育館での式典には児童代表らが参加し、他の児童は教室で中継映像を見た。黙とう後、代表らが犠牲者の顔写真が飾られた献花台に花を供え、6年生児童2人が「つらい出来事を忘れてはいけない」と誓いの言葉を述べた。また、教頭が当時の体験者の話を読み上げ、児童が倒壊した校舎から逃げる様子を思い浮かべた。

式典に参加した6年垣口萌恋さん(11)は「(先日の台風14号でも)家で水や缶詰を用意したり、避難場所を決めたりした。台風では物が倒れないように気を付けたい」と話した。

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