「かまいたち」が “転売ヤー” から商品購入で炎上...ホビー関係者は「業界全体が圧迫される」と怒り

「かまいたち」が “転売ヤー” から商品購入で炎上...ホビー関係者は「業界全体が圧迫される」と怒り

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  • 更新日:2022/11/25
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YouTube動画で炎上した「かまいたち」

11月23日、お笑いコンビ「かまいたち」がYouTubeチャンネルで公開した動画が話題になっている。

公開したのは「【開封】かまいたちがポケモンカードを開封して幻の101を狙う!」と題した動画。

「ポケモンカードゲーム」シリーズで販売されている「スタートデッキ100」という商品には、100種類のデッキ(組み合わされたカード)が入っているが、稀に封入されている「幻の101」と言われる101種類めのデッキが存在する。

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かまいたちの山内健司(41)と濱家隆一(39)の2人が、大量に用意された「スタートデッキ100」を開封し、「幻の101」を入手しようという動画だった。

しかし、「スタートデッキ100」は現在、品薄が続いており、入手が困難とされている。そこで、開封前に撮影スタッフから「ちょっとだけ値段がプラスされて通販とかで売られてたり」と説明された。

濱家が「それを買ったってことね」と聞くと、スタッフは「今回は、はい」と答えていた。

このくだりを見た視聴者たちから、通称「転売ヤー」と呼ばれる転売によって利益を得ている人たちから買ったことを指摘する声があがり、動画のコメント欄は大炎上。その後、かまいたちは動画を非公開にしたが、ネット上ではこんな声があがっている。

《かまいたちのポケカ開封転売品買ったんかよ、ちょっと引くわ》

《いまポケカ全然買えないし、そらあんだけの量は転売やろなーと思ってたけどまじで転売やったんかい笑笑 シンプルにスタッフ側の認識の甘さが問題なのにかまいたちのファンがポケカ好きのいらんコメントのせいで非公開になったと思ってて草》

ITジャーナリストが、ネット上で話題になった転売問題について解説する。

「ホビー商品の転売はたびたびネット上で問題になっています。プラモデルでは、商品にまったく興味がない人が購入し、高値で転売しないよう、販売店自らが客に難読商品名を答えさせる、といった対策を取っているほど。

また、2021年7月には、雑誌『月刊ホビージャパン』の編集者が転売を容認するような発言をしたことで炎上し、その編集者に退職処分がくだされる騒動も起きています」

転売の悪質さは、高値で売って、利益を得ようとしていることだけでない。

ホビー業界関係者が、怒りをこめて、こう話す。

「転売は、需要があるものを横取りして、そこに利益を上乗せしてさばいています。欲しい人のところに商品が届かない状況が続くと、ユーザーのなかで “疲れ” が起きてしまい、ホビー業界自体の縮小を招きかねません。また小規模な販売店などに、購入希望者が殺到することになり、業務を圧迫することにもつながります。

また、メーカー側からすると、転売ヤーが殺到することで需要の見通しが立てられなくなります。供給を増やせば、転売ヤーからすれば “転売行為の旨味” がなくなり、需要が鎮静化します。すると、メーカーや販売店が多く在庫を抱えることになり、業界全体が圧迫されるのです」

転売の問題は、モラルだけではないという。

「フリマサイトやオークションサイトは、『自分で使用するために購入したものが不要になったので売る』という体裁のため、『古物商許可』がなくても個人間取引ができます。

しかし、『販売利益を得るために(小売店で)買ったものを転売する』ときは当然、古物商許可がなければ違法です。転売をおこなう人間のなかには適法だと思いこんでいる者もいるようで、そういった啓発活動も必要だと思います」(前出・ホビー業界関係者)

かまいたち自身も2021年5月5日に公開した動画「【転売】かまいたち転売グッズ●万円をメルカリで本人が買い戻してみた!」のなかで、「転売にあたるものを買ってほしくない」とファンに呼びかけていた。

かまいたちの2人が呼びかけた思いは、上辺だけのものだったのか。

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