佐藤翔馬が日本新で五輪!世界歴代2位タイム、2位・武良竜也と初の切符/競泳

佐藤翔馬が日本新で五輪!世界歴代2位タイム、2位・武良竜也と初の切符/競泳

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  • 更新日:2021/04/08

競泳・日本選手権 第5日(7日、東京アクアティクスセンター)東京五輪代表選考会を兼ねて行われ、男子200メートル平泳ぎは佐藤翔馬(20)=東京SC=が世界歴代2位となる2分6秒40の日本新記録で優勝した。2分7秒58で2位の武良(むら)竜也(24)=BWS=とともに日本水連が定める派遣標準記録を上回り、そろって初の五輪代表に決まった。女子100メートル自由形準決勝は、白血病からの完全復活を目指す池江璃花子(20)=ルネサンス=が54秒36で全体1位となり、8日の決勝に進んだ。予選も54秒30でトップだった。

200メートル平泳ぎの日本男子で、初めて2分6秒台前半に足を踏み入れた。2分6秒40。日本新記録を確認した慶大3年の若武者は、右手で何度もガッツポーズをして喜びを爆発させた。

「自分でも驚くくらい平常心で臨めた。世界新には届かなかったけど、そこは気にしない」

元世界記録保持者の渡辺一平(24)=トヨタ自動車=らと争った午後の決勝。150メートル時点で世界記録を0秒84上回っていたが、ラスト50メートルが伸びきらなかった。それでも、渡辺の日本記録を4年ぶりに更新。アントン・チュプコフ(24)=ロシア=の持つ世界記録(2分6秒12)に肉薄する、世界歴代2位のタイムをたたき出し、初の五輪切符を手にした。

平泳ぎで五輪2大会連続2冠の北島康介氏を輩出した東京SCに小学3年から通う“北島2世”は、レース前から絶好調だった。午前の練習。普段なら9回のキックで50メートルを泳ぐ練習が、8回でゴールしてしまうなど、足で水を捉える感覚が抜群によかったという。

188センチのチュプコフに対し、佐藤は177センチ。178センチだった北島氏と同じように決して大きくないが、力強いキックが持ち味だ。生後2カ月頃から足をグングンと突っ張り、動きたがっていたことから、母の純子さんと生後半年でベビースイミングに通い始めた。幼少期には自宅のソファの上を飛び跳ね、何個も壊して買い替えさせたという逸話もあるほど、足腰が強い。

昨年1月の北島杯。自己ベストを一気に1秒63も更新して2分7秒台に突入。渡辺らが君臨した同種目の東京五輪代表候補に名乗りを上げた。同級生の池江の印象を「同い年なので近いはずなのに、めちゃくちゃ遠い感じ」と語っていたが、世界記録まで0秒28に迫った今は違う。

200メートル平泳ぎは北島らが金メダルを獲得してきた日本のお家芸。「康介さん(北島)もしっかり金を取っている。僕も金を取りに行きたい」。東京五輪の決勝は7月29日。20歳のホープが世界を驚かせる。(角かずみ)

佐藤 翔馬(さとう・しょうま)

2001(平成13)年2月8日生まれ、20歳。東京・港区出身。神奈川・慶応高卒。慶大商学部3年。0歳でベビースイミングを始める。男子平泳ぎで五輪2大会連続2冠の北島康介らを輩出した東京SCに慶応幼稚舎3年から所属。19年世界ジュニア選手権の男子200メートル平泳ぎで銀メダル。男子200メートル平泳ぎの日本記録(2分6秒40)保持者。177センチ、74キロ。

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優勝した佐藤は水面をたたいて喜んだ(撮影・恵守乾)

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