家電屋の値引き交渉「ネットストアだと、もっと安い」は通用しない理由

家電屋の値引き交渉「ネットストアだと、もっと安い」は通用しない理由

  • 日刊SPA!
  • 更新日:2020/10/17

―[家電屋さんのトリセツ]―

皆さん、こんにちは。関東の某家電量販店に、十数年間務めている店員のスズキです。黒物から白物まで、ジャンルを問わずさまざまな商品の販売に携わり、店長も務めたことがある私が日々の生活に役立つ家電の情報をお届けしていきます。前回は「インターネットが遅い理由とその改善法」をお伝えしましたが、今回は「『ネットでもっと安く売っている』で本当に値下げしてくれるのか?」の真相をお伝えしたいと思います。

◆ネットと実店舗では値段設定が違う理由

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画像はイメージです

確かに店舗で販売されている商品とネットで売られている商品を比べると、同じアイテムであってもオンラインストアやECサイトで売られているほうが安くなりがちです。

もちろんこれには理由があって、そもそも店舗用とネット用では、同じ商品でも仕入れ値が異なります。店舗のほうが仕入れ値が高いうえに、人件費や賃料がかかるのでネットよりも高くなってしまうのです。

これによって他店はもちろん、同じ家電量販店でも店舗販売とネット販売で価格差が生まれてしまいます。お客様からすると、同じ店で売っているんだから、ネットの販売価格まで下げられるだろうと考えるのは当然だと思います。

◆販売員も無理して買ってもらいたいわけじゃない

しかし、「ネットでもっと安く売っている」は価格交渉でよく出るセリフではありますが、残念ながら我々店舗の販売員はお客様の要望に応じることができません。

そもそも価格だけを重視でくる方は信頼関係を築いて、長くお付き合いするのが難しいというのもあるので、正直、販売員側としても「無理に買っていただかなくていいですよ」という気持ちになります。

ですので、価格交渉をしたい方は以前の記事でも紹介した値切りのテクニックを使うようにしたほうが結果が出る可能背が上がるはずです。

◆結局、最もお買い得に購入するためには…

ただ、店舗の表示価格で買うと決め、その意思を販売員に伝えた方は「ネットで売っているほうが安いのは知っているんだけどね」と冗談っぽく伝えるのはアリだと思います。

販売員によりますが、ネットと同じ価格にするのはできないにせよ、1000円程度下げてくれたり、ポイントを多く付けたりしてくれる可能性もあります。

我々としては贔屓にしてくれるお客様は大切にしたいので、何かしらサービスしたくなるというのが心情です。もちろん、絶対ではありません。ちょっとでもサービスしてくれたらラッキーぐらいなスタンスで交渉するようが気持ちよく、お得な買いものをするためにはベストといえるかと思います。

―[家電屋さんのトリセツ]―

【家電量販店のスズキ】

関東近郊の家電量販店で10年以上働く現役販売員。黒物から白物までジャンルを問わずさまざまな売り場を担当。実績が認められて大型店の店長を務めた経験もあるが、接客のほうが性に合うため、本部に直訴し現場復帰を果たす

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