
ウオッ、こりゃまるでメルセデスベンツGクラスのようだ! 2023年4月に中国現地へ取材に行ったベストカーWeb編集部員が謎のSUVテストカーを撮影したのでレポートしよう。
文、写真/ベストカーWeb編集部・渡邊龍生
■突如、姿を現した謎のBYDテストカー!

カムフラージュが施された状態で北京市内の高速道路を疾走するBYD開発とみられる謎のSUVを目撃!
中国国内で北京市内の高速道路を撮影現場まで走行中、突如として迷彩のカモフラージュを施された大型SUVをキャッチしたのが今年4月。運よく助手席に座っていた私は用意していたデジカメを取り出し、ひとしきりシャッターを切ったのだった。
運転席でハンドルを握っていた現地自動車メディアの人間に聞いたところ、「あれはBYDが間もなく中国国内で販売する予定のSUVだ!」と叫んだ。
詳しく話を聞いてみると、BYDはSUVやピックアップモデルの発売を今後予定しており、今回撮影に成功した1台は全長5000mm近くあるビッグSUVで、まるでメルセデスベンツGクラスやランドローバーのレンジローバーを思わせるシルエットをその身にまとっているのが特徴だ。
■日本市場にもゆくゆくは導入されるのか?

フロントマスクと全体の造形はこのようにメルセデスベンツGクラスやレンジローバーを思わせるようなスクエアなデザインだ
厳重にカムフラージュされているものの、スクエアなボディ形状にボディの高さを感じさせるベルトライン、横開きになるテールゲートらしき形跡をうかがうことができる。
そのパワートレーンにはガソリンエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドシステムを搭載し、トルクベクタリング機能付きの可変4WDシステムを採用しているものと予想される。ボディに採用されるのは強固なラダーフレームと予想され、本格的なオフロード走行を意識したモデルとなっているようだ。
BYDは日本での発売を2022年から第1弾モデルとなるSUVの「ATTO3」を販売しており、第2弾にはハッチバック車の「ドルフィン」を今夏から、第3弾のセダンモデル「SEAL」を2024年初頭に日本導入する予定だ。
今回、撮影したSUVモデルのグローバルでの発売は2024年以降のようだが、日本でのラインナップに加わってくるのかどうか注目だ。
【画像ギャラリー】BYD謎の新型SUV、中国でスクープ撮影!! これはまんまベンツGクラスか!?(17枚)
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