田中圭、鈴木おさむの常軌を逸した世界にパニック状態 「おっさんずラブ」枠新ドラマで“笑顔”の教師役

田中圭、鈴木おさむの常軌を逸した世界にパニック状態 「おっさんずラブ」枠新ドラマで“笑顔”の教師役

  • シネマトゥデイ
  • 更新日:2020/10/17
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「先生を消す方程式。」より田中圭

田中圭が、「おっさんずラブ」シリーズ(2018・2019)が放送されたテレビ朝日系土曜ナイトドラマ枠に帰還。鈴木おさむが脚本を務める「先生を消す方程式。」(10月31日スタート、毎週土曜よる11時~11時30分)で、“生徒たちから命を狙われる高校教師”というショッキングな役柄を演じる。これまでにも舞台などで度々タッグを組んできた鈴木について、自身にとって「いつもとんでもない挑戦をさせてくれる人」だといい、「今回も、ぶっ飛んでいます!」と大きな笑顔を見せる田中。衝撃的な世界に飛び込み「頭がパニック状態」という彼が、本作で感じている俳優としてのやりがいや、「おっさんずラブ」で培った“座長としての方程式”を語った。

脚本を読んで「常軌を逸している!」とびっくり

今年も「シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。」で父親役(友情出演)、「アンサング・シンデレラ 病院薬剤師の処方箋」で病院薬剤師役、「キワドい2人-K2-池袋署刑事課神崎・黒木」で刑事役、と連ドラ出演が相次いだ田中。本作で演じるのは、都内の進学校の中でも成績優秀者が集う3年D組の新たな担任としてやってくる教師、義澤経男(通称、義経)。3年D組には、大人が壊れていく姿を楽しむ生徒が集まっていて、そのクラスを担当する教師は皆、メンタルを蝕まれ、退職に追い込まれていた。しかし義澤はなぜか生徒たちのプライベートを熟知しており、彼らからどんな攻撃を受けようとも笑顔で指導していく。

今年4月クールのドラマ「M 愛すべき人がいて」などヒット作を生み出している鈴木のオリジナル脚本とあって、1話から予想もつかぬ展開が待ち受ける。田中は「土曜ナイトドラマ枠でなければできないドラマですし、鈴木おさむさんにしか書けない脚本。ということは、田中圭にしかできない役にしなくては! というプレッシャーはあります」と苦笑い。義澤の秘密が徐々に明かされていく内容になりそうだが、脚本を読んで「常軌を逸している。鈴木おさむ、このヤロウ!」と感じたといい、「ワケがわからない。どう演じたらいいのかもわからず迷子状態です。ただ、観たことのないドラマになることは間違いないです!」と声を大にする。

田中と鈴木は、これまでにも「芸人交換日記」(2011)「僕だってヒーローになりたかった」(2017)の2本の舞台で組み、鈴木が企画・演出を務めたインターネットテレビ局・AbemaTVの生放送番組「田中圭24時間テレビ~24時間生放送しながらドラマは完成できるのか?!~」も話題を呼んだ。田中は「おさむさんとはプライベートでも仲が良いのですが、人生のヒントになる発言をサラッとするような人で、尊敬もしています」と口火を切り、自分にとって鈴木は「いつも挑戦をさせてくれる人」だと話す。

頭を抱えるような経験ができるのは、幸せなこと

「その挑戦のさせ方、発想もぶっ飛んでいて。先日おさむさんと話をしていたら、『普通じゃないものをやりたいと思っていた』と。普通じゃないにもほどがあります。仕事を一緒にするときは、たったの一度も楽をさせてくれないです(笑)。今回もセリフの分量もすごいし、ドSです」。苦労を語りながらも、なんとも楽しそうな笑顔を浮かべる。「今回もそうですが、おさむさんの脚本からは、“見たことのない田中圭を”という思いをいつも感じます。それはきっと他のキャスト、監督、スタッフも同じだと思います。みんなの中に、『この作品は自分にかかっている』という思いが芽生えているはず」

鈴木の挑戦状を、「僕自身、役者として21年のキャリアを積んで、年齢も重ねてきた上で、こんなに頭を抱える経験ができるのは、幸せなことだと思います。やりがいを感じています」としっかり受け止める田中。「この作品がどうなっていくのか、ある種ギャンブルのようでもありますが、おさむさんが『ベット(※賭けをするの意)してくれ』というならば、僕もしたいと思う。その先に何かがあると思わせてくれる人です。おさむさんは僕のことを“戦友”と言ってくれましたが、僕にとってもおさむさんのような人はなかなかいない」と鈴木への絶大な信頼感を明かす。

ドラマの鍵となるのは、義澤の笑顔。生徒にどんな仕打ちを受けてもニコニコとしている義澤は不気味でもあるが、「僕は、作り笑顔や決め込んだお芝居というのが、どうしても苦手で。笑顔も、そのときに向き合った人との反応で出てきたものになる」と現場でのリアクションを大切に演じている。対峙する生徒役の役者陣との共演も刺激的なものとなっている様子で、「バチバチですよ!」とにっこり。「若手の子たちが集まると、どうしても先輩として頑張らなければという思いも出てきて。みんなにとって少しでも、俳優として心に響く出会いのある作品になればいいなと思っています」と気合十分だ。

今の田中圭を作り上げた「おっさんずラブ」への感謝

近年、作品の“座長”を担う機会も増えてきた田中。義澤のセリフに、「日常×笑顔=幸福」というセリフがあるが、田中にとって、座長として撮影に入る際に心がけていることを方程式に例えると? すると「大きな声での挨拶×現場を楽しむこと=熱気」との答えを導き出した。

「当たり前のこととして行っているのが、大きな声で挨拶をして現場に入ること。あとは僕、ピリピリした現場が苦手なので。リラックスして臨んだ方が、新しいものがたくさん生まれると思っています。この現場では正直、まだ楽しむまでの余裕が出てきていない……というのが本音ですが、みんなとコミュニケーションをとりながら、徐々に現場の楽しさを作っていければと思っています」と言うように、この日のインタビュー会場も田中の「よろしくお願いします!」との大きな声が響き渡り、彼の気さくでサービス精神旺盛なトークに笑いの絶えない時間となっていた。

一体、その姿勢はどのように培ったのだろうか。田中は「やはり『おっさんずラブ』での経験が大きいです」と即答。「それまでにも座長経験はありましたが、『おっさんずラブ』以降、座長をやらせていただく機会が増えたことには間違いないです。『おっさんずラブ』の現場は、楽しむことの大切さをはじめ、僕に本当にたくさんのことを教えてくれました。濃い時間でした(笑)。スタッフ、キャスト、全てに恵まれましたし、あのときご一緒したキャストがいなかったら、今の僕は絶対にいません」としみじみと語っていた。(取材・文:成田おり枝)

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