駅前に “動く歩道” を検討 県「移転で利用者が不便に感じている」認識【JR長崎駅】

駅前に “動く歩道” を検討 県「移転で利用者が不便に感じている」認識【JR長崎駅】

  • NBC長崎放送
  • 更新日:2023/09/19

長崎県議会一般質問が19日から始まり、再整備が続く長崎駅周辺について、県は『動く歩道』の設置を検討する方針を示しました。

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住吉 光アナウンサー:
「再整備が進む長崎駅東口です。11月10日にオープン予定のアミュプラザ長崎新館の建物がほぼ完成しています。

その隣、かもめ広場があった場所には再び屋根(テント)が掛けられ、19日は大きなモニターが搬入されていることも確認できます。

そして長崎駅の正面には『屋根付きの歩道』が整備されるなど着々と工事が進められています」

一方で、JR長崎駅が西側に150m移転したことで、駅の利用者からは不満の声も聞かれました。

諫早市内から来た人:
「ちょっと遠くなりましたね。ちょっときついです」

長崎市内の人:
「新しい(駅の)中はいいんだけど、ちょっと距離がね」

こうした中、19日から始まった9月定例県議会の一般質問で、前田哲也 議員が『JR長崎駅周辺の再整備』について質問しました。

県側は「駅の移転で利用者が不便を感じている事は認識している」とした上で、利便性向上に向けて『動く歩道』の設置を検討する方針を明らかにしました。

長崎県土木部長:
「歩行者の移動支援として『国道横断デッキ』や『動く歩道』の設置を、国・県・市で検討してまいりたいと思います」

動く歩道については2020年に県が策定した『交通結節機能強化の基本計画』で触れられていて、県は今後、歩道の区間や話し合いの時期を検討したいとしています。

一方、まもなく開業から1周年を迎える西九州新幹線について 大石賢吾 長崎県知事は「引き続き、整備方式が決まっていない新鳥栖ー武雄温泉間のフル規格化に向けて、佐賀県や国との対話を続ける」と述べました。

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