『時代の終焉』倒壊寸前のバルサ 現実目標はCL出場権の確保

『時代の終焉』倒壊寸前のバルサ 現実目標はCL出場権の確保

  • SPORT|スポルト
  • 更新日:2020/11/22
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一時代の終焉

FCバルセロナは問題だらけだ。その数は多すぎる。クラブの屋台骨である理事会は、迷走に迷走を重ねた末に解散し、チーム内に長期的なプランはない。それどころか短期的な問題も山積みである。

今シーズンは砂漠を旅するようなものだ。クラブには難題ばかりが待ち受けている。バルトメウの理事会は目先のバルサを立て直そうと、ヨハン・クライフが率いたドリーム・チームの一人であるロナルド・クーマンを招聘したが、当然、クラブ史上最高のチームと称された名残りは少しも残っていない。元々難破船に乗り込んだオランダ人はボロボロだ。

ただしかし、どれだけ辛くても1つだけ守らないといけないものがある。それが欧州チャンピオンズリーグへの切符だ。もし今日の順位でラ・リーガを終えたら、バルサは来季史上初めてヨーロッパ行きを逃すことなる。121年の歴史で初の汚名は避けなくてはならない。

もはやリーグ優勝は問題ではなく、これまでを振り返っても、リーガ奪還は達成不可能なユートピアとしか思えない。我々としても非常に残念な解答ではあるが、今季のバルサはチャンピオンズリーグへの出場権を獲得できれば御の字である。

リーグ戦8試合を終えて、クーマンのチームは3勝2分3敗の勝点11で10位、得点は15ゴールで失点は9だ。同様の状況を見つけるには、フランク・ライカールトの最初のシーズン(2003-2004)まで遡る必要がある。チーム再建としてロナウジーニョを新たなリーダーとして再出発したシーズンであり、8試合消化で12ポイントを獲得した。

それでも今季より1ポイント多い。統計的に見た最低の数字は、テリー・ヴェナブルズから後を引き継いだ1987/88シーズンのルイス・アラゴネスのチームがワーストである。バルサはわずか5ポイント(※当時の勝利は2ポイント)を獲得し、2部降格圏に陥った。

クレにとって、現状で見つけられる唯一の慰めは、チームが進んでいる深刻なスポーツの状況が可逆的であるということである。アトレティコ・マドリーにすでに9ポイントの差を付けられているものの、少なからず、まだバルサには現状を覆すための野心がある。

■厳しい現実
我々は、ここ15年間で世界最高のフットボーラー、レオ・メッシという存在を目の当たりにしてきた。しかし現在、メッシがチームを見つけることも、チームがメッシを見つけることも、出来なくなっている。

メッシは必死にトライしているが、彼がやろうとしていることはほとんどうまくいっていない。ドリブルもシュートもパスも、アトレティコ戦では全てが“無”だった。バルサはメッシの魔法による永続的な生活に慣れていた。しかし、魔法が終わると、その違いを生むことができる人は誰もいない。ついに一時代が終わろうとしている。

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