屋外でのマスク着用について今週、官房長官や専門家などが相次いで見直しに言及しました。マスクはいつして、いつ外すべきなのか、議論が進みつつあります。
<松野博一官房長官>「特に気温、湿度が高い時には熱中症のリスクが高くなることから、具体的には少なくとも2m以上の距離を確保できる場合にはマスクを外すことを推奨している」
<県健康福祉部 後藤幹生参事>「当面は暑くなってくる時期なので、子ども、特に未就学の子どもついては、屋外でマスクをしなくてもいいという意見が(専門家会議の委員から)多く出たので、子どもの熱中症予防という観点から、マスクをなしにして行く方向性を今後示していきたいと思うし、実践していただいても構わない」
今週、見直しの発言が相次いだ屋外でのマスク着用。気温が上がる夏はマスクによって熱中症の恐れが高まるからです。
マスクを外すことについて街の人はどう捉えているのでしょうか。
<街の人>「(人と距離が離れていれば外してもいい?)そうですね、それならちょっと安心。子どもが公園で一緒に遊ぶ時は外しているときもある」「こうして歩いていると暑いので、通りに人が歩いていなかったらちょっと外してもいいかな」「逆にリスクが出るかなと、付け忘れとか。線引きが(難しい)個人差があるので」
専門家は厳密なルールを決めるよりも自分の身を守るためにいつマスクを外すべきか考えてほしいと話します。
<中東遠総合医療センター 宮地正彦院長>「自分を守りたいと思う環境のときはマスクする、ここは安全だと思ったらマスクを外すという、そういう判断でいい」
一方、密になって飲食をする場合などリスクが高い状況では屋外でも着用すべきだとしています。
<中東遠総合医療センター 宮地正彦院長>「バーベキューを屋外でやっていた人たちが感染した事例がある。飲食していて屋外だからマスクなしでいい、というのは避けたい。今後は、この場所はマスクをした方がいい、この場所はなしでもいい、という感覚的な判断をだんだんしていく、それがみんなの共通した考え方になっていけば」