大沢たかお主演で『沈黙の艦隊』実写映画化!原作者のかわぐちかいじは「無謀」と驚きつつも「海江田がここにいた」と太鼓判

大沢たかお主演で『沈黙の艦隊』実写映画化!原作者のかわぐちかいじは「無謀」と驚きつつも「海江田がここにいた」と太鼓判

  • MOVIE WALKER PRESS
  • 更新日:2023/01/26
No image

実写映画化のオファーに驚いたかわぐちかいじ、撮影現場の大沢たかおを見て不安も吹っ飛んだ!

「Prime Video 新年発表会:Meet the Producers 2023」が1月25日に東京都内で開催され、日本のPrime Videoで初となる劇場版映画としてかわぐちかいじの人気コミックを実写映画化する『沈黙の艦隊』(9月29日公開)の製作が発表された。会見には、主人公の海江田四郎役を演じるうえにプロデューサーも務める大沢たかお、原作者のかわぐち、プロデューサーの松橋真三が出席した。

【写真を見る】撮影現場には原作漫画を大事に持ち込んでいるという大沢たかお

原作は、1988年から1996年まで週刊漫画雑誌「モーニング」(講談社)にて連載され、累計発行部数3200万部(紙・電子)を誇る大人気漫画。日本初の原子力潜水艦が日米共同で極秘裏に建造されたことをきっかけに始まる物語で、核戦争や国際政治、世界平和など鋭くも真摯な問題提起がなされ、連載当時には国会でも話題になるなど社会現象を巻き起こした。大沢は同作のファンであることから、防衛省、海上自衛隊との協力体制の構築や、かわぐちへの企画プレゼンを行うなど、自ら本作のプロデュースも務める。監督は『ハケンアニメ!』の吉野耕平。制作は映画「キングダム」シリーズや「銀魂」シリーズなど、ヒット作を数多く手がけるクレデウスが担う。

日本初の原子力潜水艦を奪い逃亡、そして核という脅威を武器に世界と対峙する主人公を演じる大沢。「キングダム」シリーズでもタッグを組んでいた松橋プロデューサーと移動中の電車で「沈黙の艦隊」の原作について「どう思うか?」と話していたのが、そもそもの始まりだという。松橋プロデューサーは「(キングダムで)大沢さん演じる王騎将軍をずっと間近で見ているので、次に大沢さんに相応しいプロジェクトはなんだろうかとよく考える。それに負けないような、すごい企画を考えないといけないと思っている」と大沢に任せたい作品として、この原作が頭に浮かんだと明かした。

かわぐちは漫画を描く時にはいつも「読者にわかりやすいようにと思って、リアルな絵を描いている。映像を思い浮かべながら描いている」そうだが、同時に「絶対に実写映画にできないものを描こうという覚悟を持って臨む」と意気込むのだという。だからこそ実写映画化のオファーが届いた際には「なんと無謀な」と思ったと目尻を下げ、「このテーマとスケールは『実写化できない』という自信があった。なんと無謀なと思ったと同時に、チャレンジする爽快感を感じた」とワクワクしたと振り返る。かわぐちの話に熱心に耳を傾けていた大沢は、「先生がおっしゃる通り、実写化するには最難関。不可能かなというくらいのスケール感と壮大な話。『果たしてこれができるのだろうか』という疑問から入った。これはできないだろうなと半ば諦めながらやっていた」と素直に告白。関わるスタッフたちの力が集結していくなかで「実現するのではないか」という想いを強くしたものの、「実際に撮影が始まっても、自分自身でも不思議。いまここに立っていることも信じられない。先生に初めてお会いした時も、疑いの目でしか見ていないなと感じた。これは頑張らないといけないなと思った」と苦笑いを見せながら、偉大な原作に挑む覚悟を語っていた。

撮影の状況について「昨年の夏過ぎから撮影が始まり、年末年始もずっと撮影をしていた。3月末まで撮影が続くと思います」と報告した大沢。日本で初めて海上自衛隊、潜水艦部隊の映画撮影協力を得て実際の潜水艦を使用しており、リアルな世界観と迫力ある映像に期待がかかるが、大沢は「これまでにないようなことまでご協力いただいています」と感謝しきり。海江田を演じるなかでは「制服を着るだけで背筋が伸びる。言葉遣いや声のトーンまで変わる」と制服に助けられながら役作りに挑んでいるという。

かわぐちは「漫画を描く時にはいつも、モデルをよく設定する。だけど海江田は唯一、モデルを設定しなかったキャラクター。あえて言えば古代ギリシャ彫刻などに見られる“アルカイックスマイル”を想定して、そこに謎めいた感じを込めた」とモデルはいないと話したが、本作の撮影現場を訪れたことを述懐しながら「セットを拝見して、そこに白い制服、白い軍帽の大沢さんが立っていた。大沢さんが帽子のふちをフッと上げると、ピカっと光る目が見える。その時に『海江田がここにいた』と納得しました。それ以来、海江田艦長は大沢さんとオーバーラップした」と大沢は主人公そのものだと太鼓判を押す。大沢は「最初は不安な気持ちだったのか、目も合わせてくれなかった。少し信じてくれたのか、しゃべる量が増えてきた」とかわぐちの変化について触れ、会場を笑わせていた。

激動の時代に本作の実写映画化が叶い、大沢は「いまやるべきだと信じています。かわぐち先生に喜んでもらえるように。そして原作ファンの方、原作を知らない方たちにも、劇場を出る時に言葉を失うような新しい力のある日本映画にできるよう懸命に頑張っている」と力強くコメント。かわぐちは「混迷の世の中を懸命に切り開いて、構築しようと頑張っている人たちの話。そういう人間たちの熱いエネルギーを感じてほしい。同じように熱くなってほしい」と呼びかけていた。

取材・文/成田おり枝

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加