森保Jの国内組、W杯メンバー「当落」予想 欧州遠征組の8人...秘密兵器になり得るタレントは?

森保Jの国内組、W杯メンバー「当落」予想 欧州遠征組の8人...秘密兵器になり得るタレントは?

  • FOOTBALL ZONE
  • 更新日:2022/09/23
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欧州遠征に帯同する国内組を調査【写真:高橋 学】

【識者コラム】欧州遠征に帯同する8人、現時点の評価&本大会メンバー入りの可能性を考察

カタール・ワールドカップ(W杯)に向けたメンバー選考前の最後の活動ということもあり、森保ジャパンのドイツ遠征には総勢30人が招集され、8人の「国内組」が参加している。彼らの現時点で想定される評価と本大会メンバー26人に選ばれる可能性を考察する。

■権田修一(GK/清水エスパルス)
本大会メンバー入りの可能性:80%

メンバー入りはほぼ確実。2009年12月に初招集されてから12年。ようやく正GKとしてW杯を迎えるチャンスが巡って来ている。おそらくシュミット・ダニエルと一番手を争う位置付けだが、今回だけでも4人が招集されており、若手の谷も伸びてきていることを考えると、まだ当確ランプまでは付けられない。2日目の合流ながら、すぐに本格的なトレーニングを川島永嗣らと行っている。ただ、公開された2日目のミニゲームにはシュミットと谷が入っていたこともあり、起用されるのがエクアドル戦(9月27日)である可能性もある。

■谷 晃生(GK/湘南ベルマーレ)
本大会メンバー入りの可能性:40%

昨年の東京五輪で守護神としてベスト4進出を支え、湘南で試合を積み重ねながら、さらに安定感のあるGKに成長してきているのが見て取れる。大迫敬介、鈴木彩艶というE-1選手権の若手三人衆を代表して招集されたような格好だが、現時点で4番手であることは否めない。2試合しかなく、これまでの実績から考えると起用されないまま活動を終える可能性も考えられるが、練習から下田コーチや森保監督の評価を高めて、出場チャンスを勝ち取れるか。

■酒井宏樹(DF/浦和レッズ)
本大会メンバー入りの可能性:85%

激闘だったACL(AFCアジアチャンピオンズリーグ)の影響もあり、怪我での欠場が心配されたが、Jリーグでもしっかりと復帰して最終選考前の活動に漕ぎ着けた。彼の場合は一にも二にもコンディションだが、2日目の練習ではファーストセットと見られる組で右サイドバックを務めており、アメリカ戦から出番を得ることは濃厚だ。クリスチャン・プリシッチ(チェルシー)とのマッチアップが予想されるが、縦よりもカットインがメインになる相手に対人の強さだけでなく、柔軟性を見せられるか。

■山根視来(DF/川崎フロンターレ)
本大会メンバー入りの可能性:80%

もう最終メンバーに残るのは当然のこと、W杯の舞台で試合に出て勝利に貢献できるかが焦点になってきている。アジアとも違う国際試合で、自分の良さをいかに出せるかをテーマに置くが、「自分の特長はリスクをかけるところにある」と山根。ポジショニングには酒井と違った持ち味がある。右のサイドバックというポジションでは第一に守備が求められる。クロスを上げさせないという仕事は強く意識しているようだが、それだけでは欧州組を含めたライバルを押し退けて、代表に招集されている真価を示すことはできない。同サイドからチャンスを与えずチャンスを作ることがどこまでできるか。

E-1でアピール成功の相馬&町野、生き残りへ存在感を示せるか

■谷口彰悟(DF/川崎フロンターレ)
本大会メンバー入りの可能性:60%

J1王者のディフェンスリーダーはここまで順調にアピールを続けて、カタールW杯の最終メンバー入りを掴みつつある。もちろん、選ばれるだけで満足することはないだろう。現状は冨安健洋とキャンテンの吉田麻也がセンターバックのファーストセットと考えられるが、必ずもらえるであろうチャンスで、ビルドアップやラインコントロールに加えて、エクアドルの長身FWミカエル・エストラーダなどを完封できれば、大きなアピールになる。ただ、今回は板倉滉が怪我でいない代わりに欧州組の瀬古歩夢がいる。谷口もボランチやアンカーはこなせるが、瀬古のようにクラブでも2ポジションで起用されているわけではないので、やはり基本は本職のセンターバックで十分に世界と渡り合えることを証明したい。

■長友佑都(DF/FC東京)
本大会メンバー入りの可能性:70%

本職は左サイドバックだが、6月シリーズのブラジル戦では右サイドでヴィニシウス・ジュニオールを止めるなど、酒井がいないなかで存在感が際立った。それでも生き残りをかけたチャレンジャーの意識は強いだろう。ただ、右は酒井と山根、左は中山雄太と伊藤洋輝がいることを考えると、26人のメンバー構成によっては最終メンバー入りが確実とは言い切れない。相馬勇紀、権田とともに合流が1日遅くなった事情で、軽めのメニューからスタート。中山と伊藤の状態を考えても、おそらくエクアドル戦が出番になるのではないか。右ウイングにはゴンサロ・プラタという高速のサイドアタッカーがいるが、改めて「長友ここにあり」を示したい。

■相馬勇紀(FW/名古屋グランパス)
本大会メンバー入りの可能性:35%

E-1選手権のMVPとして、欧州組がひしめく攻撃的なポジションで堂々のフルメンバー招集となった。東京五輪でも見られた通り、左サイドでも三笘薫とも違った特長がある。特に相馬の場合はジョーカー適性が高く、守備の強度を維持しながら、攻撃でリズムチェンジャーになれるのは強みだ。本大会ではある種、秘密兵器のような存在にもなり得るタレントだが、サバイバルの意味でも今回のシリーズで活躍することは必要条件だ。公開された2日目の練習では長友とともに軽めのメニューだったので、やはりメインはエクアドル戦か。アメリカ戦でも終盤の勝負どころでの投入はあるかもしれない。伊東純也を前線で使うオプションがあれば右サイド起用も。

■町野修斗(湘南ベルマーレ)
本大会メンバー入りの可能性:30%

E-1で宣言どおり3得点を記録して、大きなアピールに成功した。再会後のJリーグでは得点数をなかなか伸ばせていないが、相手のマークも厳しくなっているなかで、前線で奮闘する姿は目を見張る。点取り屋ではあるが、ポストプレーなども進歩が見られる。無論、代表での最大のアピールは試合でのゴールだ。今回は本職だけで4人のFWがいることから「1点は取ります」とやや謙虚だが、本当に1点取れたら最終メンバー入りは見えてくるだろう。現状は浅野拓磨など怪我で招集されていない選手も含めて、普通に序列で数えていくと26人から漏れてしまうが、23人から3人増えた枠を森保監督がどう考えるかで変わってくる。まずは生き残りの足がかりを掴む意味でも世界の舞台でゴールネットを揺らして、ドイツの地でも「ニンジャポーズ」を披露したい。(河治良幸 / Yoshiyuki Kawaji)

河治良幸

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