日本代表のドイツ遠征取材で実感した“ヤフー依存” 熱弁の長友佑都、川島永嗣が背後からツッコミ「熱く語ってるなー」

日本代表のドイツ遠征取材で実感した“ヤフー依存” 熱弁の長友佑都、川島永嗣が背後からツッコミ「熱く語ってるなー」

  • FOOTBALL ZONE
  • 更新日:2022/09/23
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取材帰りにデュッセルドルフ駅前を通ると何やらデモをやっており、たくさんの人だかり。マスクを付けている人は、ご覧のようにごく少数【写真:FOOTBALL ZONE編集部】

【日本代表・取材記】欧州経済領域とイギリスで閲覧できないヤフージャパンの影響

ドイツ到着2日目の9月22日、午前中はホテルで朝食をとりたいところだったが、予約したプランが、まさかの朝食別のプラン。1食あたり10ユーロ(約1400円)ということで見送ることにし、日本が勝利した場合、試合の翌日は申し込んで食べようと決める。

結局、部屋でニュースの確認や原稿の執筆をしている間に、10時を過ぎていた。ニュースの確認と言えばいつも日本ではヤフーを見ているのだが、2022年4月6日よりヤフージャパンは欧州経済領域(EEA)とイギリスからは利用できなくなったということで閲覧ができない。スマートフォンで検索した後も、最初に出てくるニュースがヤフーに掲載されているものだったりするが、こちらも見ることができないのは、結構、不便だ。ドイツに来て、改めてヤフーへの依存度の高さを思い知らされている。

せっかくホテルから無料乗り物乗車券をもらったので、この日は公共の乗り物で日本代表が試合を行う会場となるエスプリ・アリーナまで行くことにした。グーグルマップを使えば、どの乗り物に乗ればいいかを教えてくれるから、全く迷うことがない。事前に計画を練る人にとっては不要かもしれないが、いつもバタバタとその場に合わせて動く自分には非常に助かる。

朝から何も食べていなかったため、空腹を感じながらも移動。スタジアム周辺に食事ができそうなところがあれば、紹介しようと思いながらエスプリ・アレーナを目指す。最寄り駅に到着して、降りるとすぐにスタジアムが目に入る。その間、電車を降りて30秒もかからない。世界中、さまざまなスタジアムがあるだろうが、ここまで駅からのアクセスが良いスタジアムは、そうはないだろう。

スタジアムの周辺を歩くが、どうやら食事できそうな場所がない。近くにいた人に尋ねると、スタジアムの向かいにあるイベント会場の中には食事ができるフードコートがあるものの、入場チケットがないと入れないという。バスを待っていた親切なその人は、余っているチケットがあったはずと鞄の中を探ってくれたが、結局、見つからずにイベント会場に入るのは断念した。

チームに合流した長谷部誠、スタッフと同じジャージ着用で選手たちとボールは蹴らず

近くの交番の前に行き、食事ができる場所はないかと聞くと、3駅戻ったところにあると教えてもらう。試合当日になれば変わるのかもしれないが、少なくとも試合がない日は、エスプリ・アレーナ周辺では食事ができないようだ。

ということで素直に3駅引き返す。するとケバブのお店を発見。そこに入り、ドイツのカツレツで有名な「シュニッツェル」を頼もうとするが、この時間はまだできないと言われて、ケバブの肉のプレートを頼んだ。味がかなり濃く、ビールが欲しくなったが、さすがに取材前に飲むわけにもいかないので、グッとこらえる。

のんびりと昼食をとっていたら、編集部から連絡を受け、締め切りのあった原稿を1本、すっぽかしていたことを指摘される。慌てて残っていた肉を口に放り込み、再びエスプリ・アリーナへ向かう。アリーナに隣接しているホテルに行けばパソコンを出せる場所があるだろうと考えた。

エスプリ・アリーナ/メッセ―ノード駅を降りて、少し歩くとホテルの入り口があり、その少し先に椅子とテーブルがあることを確認。ここで原稿の執筆にとりかかった。編集部のみなさま、大変ご迷惑をおかけしました。

原稿を書き終えようとした時、メキシコ人に声を掛けられる。その人は観光でデュッセルドルフを訪れ、日本とアメリカの試合も観戦する予定だという。せっかくなので話を聞かせてもらい、記事にさせてもらうことにした。

そうこうしている間に、公式練習に向けて会場がオープンになる時間を過ぎていた。受付を済ませて服にプレス証を張り付けて、スタジアムの内部へ入る。地下の搬入口のようなところから入場したが、中はかなり複雑で、案内がいないと迷子になりそうだった。

公式会見では、森保一監督が4バックを採用することを明言。話している雰囲気からは、おそらく4-2-3-1で試合をスタートさせそうだ。前日練習の前には、反町康治強化委員長がメディアを集め、長谷部誠(フランクフルト)が3日間、チームに合流することを発表。この時は、どういう形でチームに関わるかの具体的な説明はなかったが、コーチングスタッフと同じ黒いジャージを着て、選手たちとボールを蹴ることはなかった。

すでに代表を引退しているとはいえ、今回のW杯は選手枠も26名に増えたし、対戦相手にドイツもいるし、現役でUEFAチャンピオンズリーグ(CL)に出ている選手だし、選手として代表復帰しても良さそうだが、その可能性はないようだ。

長友佑都が「チャンピオンズリーグ!」と煽り鬼役に素早い寄せを要求

冒頭15分の公開となった前日練習のロンドでは、長友佑都(FC東京)が「チャンピオンズリーグ!」と煽り、鬼役に素早い寄せを要求。MF鎌田大地(フランクフルト)やセルティックの三人衆をはじめ、実際にCLを戦っている選手たちが日本代表に当たり前にいるというのも、なかなか凄いことだ。

公開の15分が終わると、メディアは控室へ。試合前日の練習は1時間ほどで終わることが多いが、この日は90分間、しっかりと行われたようで、時折、ピッチにいる選手たちの声が響いてきた。

日本サッカー協会の広報が、練習終了を伝えてくれ、メディアはミックスゾーンへ行き、選手たちの声を集めに行く。この時、記者たちに熱く話していた長友のうしろを通ったGK川島永嗣(ストラスブール)が「熱く語ってるなー」と笑顔で通り過ぎると、長友は「そりゃ、熱くなるでしょ。熱くなかったらここにいられないよ」と、照れながらも引き続き熱く10分あまりにわたって話を聞かせてくれた。

ミックスゾーンでの取材を終えて、エスプリ・アレーナを後にする。急いでホテルに戻れば、アメリカ代表監督のオンラインで行われる公式会見に間に合うため、すぐに移動。日本の練習には、アメリカ人メディアはいなかったが、アメリカ代表監督の会見には多くのアメリカ人メディアも参加していたが、彼らがドイツまで来ているのかどうかは不明だ。

この会見終了後、時差ボケの影響か、ものすごい眠気に襲われる。15分ほど仮眠しようと思ったが、すっかり寝てしまった。慌てて夜中に起きて、ミックスゾーンのコメントを基に原稿を作成して就寝。せっかくドイツへ来ているのに、朝食に続き、夕食も食べ逃してしまった。(河合 拓 / Taku Kawai)

河合 拓

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