阪神から育成ドラフト1位指名された日本海リーグ富山・松原快投手(24)が21日、高岡市内で交渉に臨み、支度金300万円、年俸300万円(金額はともに推定)で仮契約した。

阪神の育成ドラ1・松原快
「これで、ようやく阪神タイガースさんの一員になれたという実感がしたので、嬉しく思います。早く支配下に上がって、同じチームになる湯浅と、中継ぎリレーをできるように、頑張りたいと思います」
1メートル80、88キロの恵まれた体格から繰り出す最速156キロ直球と130キロ台の変化量が大きいスライダーを武器とするスリークオーター右腕。高朋(富山)卒業後に社会人野球のロキテクノ富山で4年間プレーし、昨年から日本海富山に加入して飛躍を遂げた。今季は25試合登板5勝0敗、防御率0・89と圧倒的な数字を残し、30回1/3を投げて34奪三振と投球回数を上回る三振を奪った右腕。一日も早い支配下登録を目下の目標に掲げ、意気込んだ。
同学年の巨人・大勢とはトレーナーが同じという縁もあり、昨年12月下旬に自主トレをともにするなど間近で接して刺激を受けた。理想とする投球スタイルについても「同い年の大勢だったり、湯浅の投球スタイルは、すごく尊敬している。学んでいきたいというのはあります」と同学年2投手の名を挙げ、言葉に力を込めた。直球を主体とした真っ向勝負のスタイルで、飛躍を期す。