
西武のドラフト1位ルーキー蛭間拓哉外野手(22)=早大=が25日、セ・リーグ盗塁王に3度輝く阪神・近本級の快足と高い評価を受けた。
新人合同自主トレで行われた走り方を学ぶ講座。50メートル5秒9の蛭間は「すごくためになった。今後に生かしていきたいです」と汗を拭った。その快足に専門家もうなった。講師を務めた陸上男子200メートル障害の元アジア最高記録保持者の秋本真吾氏は、阪神でも同様の指導をしており「久々にすごい選手を見た。近本選手と比べても遜色ない。シンプルに身体能力が高い。球界トップレベルになる」と絶賛。講座で学んだ走法をすぐ実践できる修正能力の高さにも驚いたという。
機動力を重視した戦いを目指す松井新監督にとっても、高い評価を受けた即戦力新人の足は有益なピースとなる。蛭間も「松井監督も現役時にたくさん走っていたし、いろんな方に聞いていきたい」と盗塁など走塁への意識は高い。韋駄天(いだてん)ぶりも武器とし、レギュラー白紙の外野の一角を狙う。(山田孝人)
西日本スポーツ