
北海道・知床沖で沈没した観光船の運航会社は、風速や波の高さなど、連日、同じ値で記録した書類を、国に提出していたことがわかった。
立憲民主党・城井崇衆院議員「(運航記録簿では)風速0.5、波高0.5、視程5,000という数字がずっと続く。自然って、こんなに同じ数字にはならない」
国交省担当者「この記録簿を見るかぎりにおいては、これは適切ではないなと」
「知床遊覧船」が国に提出した2021年7月10日から10日間の記録簿では、風速や波の高さ、目視で確認できる距離などの数値が、どの日にちにも同じ値が記録されていた。
立憲民主党の会合で、国交省の担当者は「確認をする時に見逃していたかもしれない」と説明した。