上海浦東国際空港税関、通関手続きの円滑化進む

上海浦東国際空港税関、通関手続きの円滑化進む

  • 新華社通信
  • 更新日:2022/01/14
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上海浦東国際空港税関、通関手続きの円滑化進む

上海浦東国際空港半導体国際配送センターの倉庫で立入検査を行う税関職員。(資料写真、上海=新華社配信)

【新華社上海1月14日】上海税関はこのほど、中国初となるスマート全自動・全天候型の半導体国際配送センターが上海浦東国際空港総合保税区で供用を開始してから1カ月近くたち、消費者側のユーザーと直接つながり「ワンクリック注文、24時間対応、スマート発送、世界中に素早く届ける」をほぼ実現したとして、今年の輸出入額は400億元(1元=約18円)前後に達する見込みだと明らかにした。

上海税関によると、同配送センターは、日本の国際総合物流企業、近鉄エクスプレスの中国法人である近鉄国際物流(中国)が設立した。上海浦東国際空港に設立したのは、同空港税関による全天候型の通関サービスという支援があったためだという。同空港税関は昨年、全国の国際貨物便の3分の1以上に円滑な通関手続きを行い、貨物申告書の数は上海税関全体の3分の1、商品価格全体の4分の1、税収全体の5分の1を占めた。

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上海浦東国際空港税関、通関手続きの円滑化進む

整備のため入境した航空機に円滑な通関手続きをする上海浦東国際空港税関。(資料写真、上海=新華社配信)

新型コロナウイルス感染症流行の影響により、集積回路やバイオ医薬品など産業の国境を越えたサプライチェーン(供給網)に寸断や混乱が生じたことで、在中国企業の多くがチャーター便による輸送に切り替えたため、税関に管理面での新たな要件が課されるようになった。

昨年9月、上海とその周辺地域にある集積回路(IC)メーカー20社余りが共同調達した輸入フォトレジスト30トン余りを積んだチャーター便が、同空港に到着した。同空港税関では、事前に個別対応できるよう計画を組んでいたため、貨物の消毒から仕分け、通関手続き、検査、引き取りまで11時間かからなかった。

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上海浦東国際空港税関、通関手続きの円滑化進む

入境した航空機から出された廃棄物の処理を現場で監視する上海浦東国際空港税関の職員。(資料写真、上海=新華社配信)

江蘇省蘇州市にある蘇州工業パークの試算によると、同空港を中心とする長江デルタ地域の税関が共同管理を開始してからこの1年間で、輸入貨物1件当たりの平均検査時間が従来の3分の2に短縮された。特に温度や湿度など厳しい要件が課されるハイテク製品の検査では、通常の環境下でもたらされる影響を軽減することができた。

昨年、同空港の口岸(通関地)で取り扱った越境電子商取引(EC)速達貨物の輸出規模は月600万件を超え、通常ルートでの貨物の通関件数を大きく上回った。

同空港は、集積回路やバイオ医薬などのハイテク機器や実験材料のほか、ロブスターやタラバガニ、サーモンなどの水産品や生花を輸入する重要な輸入口岸(通関地)でもある。(記者/呉宇)

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