怖がりな性格のトイプードルを保護。皆がわかるほどに明るく愛おしい表情に

怖がりな性格のトイプードルを保護。皆がわかるほどに明るく愛おしい表情に

  • わんちゃんホンポ
  • 更新日:2021/07/22
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Mちゃんとの出会い

Mちゃんと出会ったのは母の家の近くにある保護犬カフェでした。出会いから1ヵ月半で里親になり一緒に暮らしています。

出会った当時のMちゃん

出会った当時のMちゃんは険しいお顔をしていてやせっぽっちの怖がりさんでした。お客さんの背中に隠れて震えていることもあったそうです。きっと他の保護犬達との共同生活がしんどかったのだと思います。

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怖がりさんなのに他のトイプーに吠えたり噛んだりしたこともありました。スタッフさんはストレスから来るものだと言っておられました。

当初はMちゃんの里親になろうとは考えていなかったので、早く優しい里親さんが見つかれば良いなと思っていました。

健康状態

Mちゃんは悪徳ブリーダーからの保護で、重度の歯槽膿漏でありお腹には複数の腫瘤が認められていました。そのカフェでは簡単な検査しかしてもらえないので、保護犬達の疾患がどの程度かという詳しいことは分かりませんでした。

Mちゃんも元気そうに見えていましたが、里親になって最初に連れて行った動物病院では「健康状態が悪いので体重が4キロになるまで手術はできません。麻酔で命を落とすかも知れません」と言われショックでした。

保護当時の資料によると体重4.16キロ。動物病院で計った体重は3.75キロ。凄く減ってる!

里親になるまで

当時の私は母の介護をしておりペットを飼う時間的体力的余裕はありませんでした。

「母かペットか」の二者択一を迫られた時に、とても困難な状況に追い込まれることが分かっていたからです。それでも、Mちゃんと出会ってしばらくすると一緒に暮らしたいと言う気持ちが芽生えました。

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ペットを飼えない状況で出会ってしまったMちゃん。「それならカフェでMちゃんを可愛がろう」そう思って私は毎日のようにお洋服を持ってカフェに通いました。

お洋服はネットで買ったり、オーダーしたりしました。一ヵ月半で50枚近く購入したと思います。最後には洋裁教室に通ってMちゃんのためにお洋服を縫いました。

そのとき、カフェ友達に「あなた以上にMちゃんを可愛がる人はいないと思うよ。もう、お家に連れて帰るしかないね」って言われました。

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里親になる決心

その日は突然やって来ました。「Mちゃんに早く優しい里親さんが見つかって欲しい」と言う気持ちと「いつまでもカフェに居て欲しい」と言う2つの矛盾した気持ち。複雑な気持ちでカフェに通っていた私ですが、Mちゃんの健康状態が気になり始めました。

2019年2月1日、突然里親になる決心がつき、その夕方にカフェに行き里親譲渡契約をしました。卒業は2月4日。夕方にお家に迎えることになりました。

子供が出来なかった私には初めての娘。ワクワクが止まりませんでした。卒業までの2日間は1日中走り回って必要なものを全て購入し、家中を大掃除してMちゃんを迎える準備をしました。

卒業の日

2月4日の夕方、お洋服と花束を持ってカフェに行きました。卒業写真を撮ってもらって、常連さん達に見送られ、幸せいっぱいで帰宅しました。

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玄関でキャリーから出した時、Mちゃんは不安そうにウロウロして「キャーン」と小さな声で鳴いて私に飛びついて来ました。

「今日から私がMちゃんのお母さんよ、宜しくね」といってギュッと抱きしめました。それがMちゃんとの幸せな日々の始まりでした。

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元保護犬との生活

仔犬から育てるのとは違って、劣悪な生活環境から保護された保護犬との生活は多少の苦労があります。トイレの躾にも時間が掛かりますし、ほとんどの子が何らかの疾患を持っているので、まずはそれを治療することから始めなければいけません。

Mちゃんの場合は、重度の歯槽脳槽とお腹にある腫瘤。最初に行った動物病院では院長先生に手術をやんわり断られました。

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その後、友人知人に相談して、犬と猫だけの専門動物病院で手術を受けることにしました。命がけの手術で、術後の経過も良いものではなかったですが何とか助かりました。

術後数時間経って病室に行った時、麻酔で寝ていると思ったMちゃんは震える脚で立っていました。

院長先生に「お母さんを探しているのだと思います」と言われて涙が溢れました。近寄る私を見つけたMちゃんは「キューキュー」と言いながら飛び跳ねてケージから手を伸ばしました。「興奮すると傷口にさわるからお母さんは一旦お部屋から出て下さい」と言われたのを覚えています。

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こんなにも愛おしい

私は保護犬だったMちゃんの6年半を知りません。どんな所でどんな生活をしてきたか分かりません。ただ、劣悪な環境で暮らしていたことだけは分かります。

保護犬時代とお家に来て1週間のMちゃんの写真を並べるてみた時、顔の表情の違いに驚きました。

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初めて保護犬カフェにお里帰りした時に「Mちゃん目が大きくなったね」と言ってスタッフさんも常連さん達も驚かれました。

保護犬を卒業してお家の子になったMちゃんはドンドン可愛くなって元気に7歳のお誕生日を迎えることが出来ました。

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保護犬を家族に迎えることに不安を感じておられる方がおられるかも知れません。私もそうでした。過去を知らないからです。

しかし、人間に酷い目に遭っていた子が心開いて懐いてくれた時、その喜びは尋常ではありません。初めてお家に来た日、Mちゃんは自分のハウスから出て私のお布団に入ってきました。

「私をお母さんだと思ってくれているんだ」そう思うと私は嬉しくて涙が出ました。私は寝返りを打って押しつぶしたら大変なのでMちゃんを抱っこする形で朝まで起きていました。私の腕の中の小さな命がこんなにも愛おしいなんて初めて知りました。

まとめ

保護犬を家族にを迎えることには喜びと不安が伴います。それが成犬の保護犬なら病気や躾の問題も避けて通れません。

私の場合は介護しなければいけない母がいたので、さらに時間的体力的な問題もありました。それも、家族や友人達の協力のお陰で何とか今日までやって来れました。多くの方のお力を借りてMちゃんは命を繋いで私と共に生きています。

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「この子と暮らしたい」「この子を助けたい」「この子を幸せにしたい」そう思える子がいたら家族に迎えることを考えてあげて下さい。一匹でも多くの可愛そうな子に素敵な家族が見つかることを祈ります。

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■わんちゃんホンポ

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<ライター情報>
キチ

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