
テレビ熊本
4月、熊本市で道路沿いの街路樹が倒れ車が巻き込まれる事故がありました。
熊本市が行った調査で、倒木の恐れがあるとされた2本の木が12日夜、伐採されました。
4月27日、熊本市中央渡鹿の通称・産業道路沿いで、チハラザクラの木が倒れ車1台が巻き込まれました。
この事故を受け、熊本市は周辺約400メートルの同種の木32本について、木槌で幹をたたき音を確認するなどの調査を行いました。
【高橋凜記者 影リポ】
「樹木の伐採が始まりました。上の方から徐々に枝が落とされています」
調査の結果、2本のチハラザクラに倒木の恐れがあると分かり、12日夜、伐採作業が行われました。
木の高さはそれぞれ約15メートル。
約3時間半かけ2本の伐採が終わりました。
【熊本市中央区土木センター 福井 克典さん】
「この変色している部分が通常よりも密度が小さくなっている。少しスカスカになりかけている状況が見受けられます。このまま進行していくとそこから倒木する恐れがある」
熊本市はこれまで、街路樹再生計画にのっとり市が管理する道路沿いの樹木約1400本についてすでに同様の調査を実施。
しかし、今回の倒木を受け、それ以外の1万3000本以上の街路樹も5月末までに調査を終わらせたいとしています。