マツダ ロードスターRF 走行2万キロで感じる摩耗

マツダ ロードスターRF 走行2万キロで感じる摩耗

  • ASCII.jp
  • 更新日:2020/08/01
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雨ばかり続いて、さっぱり夏らしくなりませんが、皆様お住まいの地域はいかがでしょうか。新車を買った情報2020、私はたまに晴れ間があるとすかさずオープンにしてビタミンDを生成している四本淑三です。

本日の話題の中心といたしますのは、18ヵ月2万4千キロ走ったロードスターの現状報告。前回の傷に続いて、走行に関わる部分の「摩耗」であります。2万キロ程度では通常のメンテをするだけですが、それでもあちこち減ってはいきます。

特に当たりの付き具合なのかオイルの劣化なのかよく分からないシフトフィールの変化。そして気がついたら危機的状況にあったタイヤについて。

■シフトは過去最高のスルスル感に

ロードスターのシフトフィールは、当初は期待外れなものでした。1速、2速、リバースに入らない。ニュートラルに戻してやり直せば、どうにか渋々入る。そんな感じでやり過ごすしかなかったわけです。もし個体によって当たり外れもあるとすれば、私のは明らかに外れでした。

それが5000キロ、1万キロと距離を重ねるごとにマシになってゆく。「当たりが付いた」のでしょう。スルッと何の抵抗もなく入った時には、ああ、これこれ、これなのよー、と妙な口調で小躍りするくらい嬉しい。

ところが2万キロを超えたあたりから、今度は3速より上の擦り合わせがザラつき始める。薄い油膜を介して触れ合う金属のカチッとした感触が失われると同時に、1速、2速も振り出しに戻るような渋みが……。この調子で、最初から変化し続ける感触に一喜一憂してきたのであります。

そこで替え時を迷っていたミッションオイルを、この機会に交換。近所の整備工場でワコーズの定番「RG7590LSD 75W-90」を入れてもらいました。ついでにデフオイルも「DF90 85W-90」に。どちらも納車以降、初交換です。

デフオイルの違いなんて私にはさっぱり分かりませんが、ミッションオイル新調の効果は明白。500キロほど走って馴染んだ頃には、過去最高のスルスル感に。まだ抵抗を感じる場面はありますが、2速へのシフトダウンもサクっと決まる。NDロードスターのミッションオイルは専用開発なので、すぐ交換せずに様子を見ろ、と言われていたのですが劣化はしていたんでしょう。

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この状態がいつまで続くのかわかりませんが、今後も距離や時間でシフトフィールに大きな影響を及ぼすのであれば、ミッションオイルの交換くらいは覚えた方がいいような気がします。

手っ取り早いところでは、シフトレバーが刺さっている下の部分にもミッションオイルは溜まっています。ここはドレーンでは抜けず、時々開けて交換した方が良いのだとか。センターコンソールの内装材を剥がしてシフトレバーを外せばできる作業ですが、「素人整備はやめとけまた、面倒なことになるぞ」という神のお告げも聞こえてくるので、失敗してもいいように準備中。取り急ぎご興味のある方は「シフトリンケージ」で検索してください。

■あと6000キロで死ぬポテンザ

ロードスターの消耗品でもっとも高いのがタイヤ。RF純正の「ブリヂストン ポテンザS001」はグリップやレスポンスに優れた高性能スポーツタイヤですが、その宿命として消耗するのも早い。

去年はこのタイヤで1万5205キロを走行。冬にスタッドレスと履き替えた時点での残り溝は、前輪右4.9ミリ、左5.1ミリ。後輪右3ミリ、左3.1ミリ。新品時の溝は8ミリほどでしたから、前輪は5000キロごとに1ミリ、後輪は3000キロごとに1ミリずつ減った見当になります。

今季はこれを前後ローテーションして履き替えましたが、この段階で気になるのはスリップサイン。

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縦溝に所々付いているゴムの出っ張り。これが路面に触れる状態で公道を走れば道交法違反、整備不良で2点減点となります。スリップサインは1.6mmの高さに設定されており、タイヤ全周に6ヵ所あります。このうち一つでも出てしまったらおしまい。

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点数が減ったりカネを国庫に巻き上げられる程度ならいいですが、溝の浅いタイヤは排水性が落ちてハイドロプレーンを起こしやすい。特に雨ばかりのこの夏は気にしていきたいところです。

現在のポテンザの消耗度は、前輪が右2.9ミリ、左3.0ミリ。後輪は右4.7ミリ、左4.8ミリ。前輪は1.5ミリ、後輪は2ミリほど残っており、道交法的にはあと6000キロはお咎めなしでしょうが、そろそろ替えてもバチは当たらないはず。

溝のついでに空気圧も測ったところ。さらなる問題が発覚。どういうわけだか左前輪のみ、指定空気圧の200キロパスカルから160キロパスカルに低下しておりました。最後に空気圧を確認したのは1ヵ月前ですから、少々抜けるのが早い。目視できない何かが刺さってのスローパンクなのか、リムの咬合なのか。理由は確認できませんが、これはもう交換決定です。

■タイヤのピンチはチャンス

出費は痛いですが、タイヤはクルマの性格を一変させるもの。乗り心地や操縦性など、自分の好みに合わせるチャンスでもあります。

グリップやハンドリングのような運動性能、耐摩耗や燃費などの経済性、ノイズやハーシュネスといった快適性など、タイヤに求められる性能はそれぞれ相反する要素で成り立っています。そのどこに力点を置いてバランスさせるかで、タイヤの性格は決まってくる。

例えばRF純正のポテンザは運動性能の高いタイヤですが、これは快適性や経済性を犠牲にして成り立ったもの。最初の頃はレスポンスが良すぎてまっすぐ走れず疲れましたから、運動性能はもう少し低くていい。その代わりに静かで乗り心地の良いタイヤがほしい。と言いつつ、せっかくのスポーツカーなんだから、それらしいハンドリングも残しておきたい。燃費はもともと良いのでエコ要素は不要。

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そうした私の勝手なニーズをもって、純正タイヤサイズ「205/45R17」で検索した結果、快適性重視なら「コンチネンタル PremiumContact 6」、騒音低減なら「ヨコハマ ADVAN dB」、らしい運動性能も欲しいなら「ミシュラン Pilot Sport 4」が候補に。ワクワクするとはいえ、やはりお高い……。何に替えてどうなったか。その結果はまたいずれ。

四本淑三 編集● ASCII

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