◇パ・リーグ ロッテ2―3オリックス(2023年9月19日 京セラドーム大阪)

<オ・ロ>4回を無失点で終えた小島(左)を見つめる吉井監督(撮影・須田 麻祐子)
ロッテは首位オリックスとの直接対決2連戦の大事な初戦を落とし、オリックスの優勝マジックは2となった。先発の小島が初回に2失点。2回以降は踏ん張っていたが、1―2の6回1死二、三塁から代打セデーニョに中前適時打を浴びて降板。5回1/3、106球を投げ、8安打3失点で5敗目を喫した。
打線は0―2の3回2死一塁から藤岡の右翼線適時二塁打で1点を返したが、5回2死満塁では山口が左飛に倒れた。1―3の9回には安田が7月16日の楽天戦以来となる8号ソロを左中間に放ち、1点差に迫ったが、2死から佐藤都の右翼へ大飛球はスタンドには届かなかった。
吉井監督に聞く
――先発の小島が初回2失点。少し慎重になりすぎたのか。
「どうなんですかね。横からと、スコアボードのところの映像しか見てないので分からないですけど、杉本にところは完全に失投ですよね。それを1発で仕留められた、そういう感じだったですね」
――6回に1点を失った後は今季初めて国吉を起用。
「昨日、結構リリーフ使っちゃったんで、フレッシュな人と言えば国吉だったので」
――経験豊富な投手が、あの場面をしっかり抑えてくれた。
「良かったです」
――きょうもチャンスは作りながらも、あと1本が出なかった。
「そうですね。前も言いましたけど、これがうちの打線の課題で、何とか解消したいと思ってるんですけども。急にうまくなるわけではないので、ちょっとずつ何か考えやっていきたいと思います」
――6回のスクイズを外した場面は。
「スクイズはあると思ったので、2ボール1ストライクから1球外して、四球でもいいやと思って、スクイズされるより四球の方がいいなと思って外したら、スクイズだった」
――ウエストするタイミングは捕手の佐藤都に任せた?
「いやいや、サインです。“2球続けて外せ”は、こちらからのサインです」
――打線の話に戻るが、山口を3番に起用したのは期待もあった。
「ここ数試合、結構スイングをかけられるようになってきているので。結果は出たり出なかったりなんですけど、今日の試合は割と積極的に自分のスイングができたと思ってます。あれで、ホームランになれば、もっといいんですけども」
――9回には安田に2カ月ぶりの一発が出た。復調の兆しか。
「どうなんですかね。分からないです。それまでの打球が力弱い打球だったので。あれがホームランになったのはなぜなのか。本人がもし分かっていたら、明日からも打ってくれると思うし、まぐれだったら、また同じ結果になると思うので」
――オリックスのマジックが2になった。
「そんなの関係ないです」