
防衛省などによりますと、21日午後10時43分ごろ、北朝鮮から弾道ミサイルの可能性があるものが発射されました。
午後10時52分ごろに沖縄県の上空を飛翔(ひしょう)し、太平洋に通過したとみられます。
これを受け、政府は沖縄県に出されていた避難の呼び掛けを解除しています。
ミサイルの破壊措置の実施はありませんでした。
官邸で取材に応じた岸田総理大臣は「被害がないかどうかの安全の確認、情報収集の徹底、関係国との連携強化など」を指示したと述べました。
また、国民にとって安全に関わる重大な事態だとして、「北朝鮮に対して厳重に抗議し最も強い口調で非難した」と強調しました。
会見を開いた松野官房長官は、北朝鮮は北西部沿岸地域のトンチャンリ地区から南方向に弾道ミサイル技術を使用した発射を強行したと発表しました。
現時点で、被害報告などの情報は確認されていないということです。