史上最速新十両の落合「何より幸せ」宮城野親方の夢かなえ感慨 将来は「幕内優勝して師匠を泣かせたい」

史上最速新十両の落合「何より幸せ」宮城野親方の夢かなえ感慨 将来は「幕内優勝して師匠を泣かせたい」

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  • 更新日:2023/01/31

日本相撲協会は25日、春場所(3月12日初日、エディオンアリーナ大阪)の番付編成会議を開き、落合(19=宮城野部屋)と玉正鳳(29=片男波部屋)の新十両昇進が決まったと発表した。

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新十両昇進会見を行った落合(左)と師匠の宮城野親方(元横綱・白鵬)=日本相撲協会提供

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幕下付け出し制度ができてから史上初となる1場所での関取昇進を決めた落合は、東京都墨田区の宮城野部屋からオンライン会見を行った。「うれしい気持ちと感謝の気持ちと、これからもっと頑張らないといけないと身の引き締まる思いになりました」。過去には幕下15枚目格付け出しで7戦全勝優勝したにもかかわらず昇進が見送られた例もあったため「1場所で上がれるとは思ってなかったので、次の3月場所で関取を目指そうという気持ちだった」と楽観視はしていなかった。史上最速新十両という記録を打ち立て「凄く光栄なこと」と喜びを表した。

会見に同席した師匠の宮城野親方(元横綱・白鵬)は「自分のことのようにうれしい」と笑顔。28日に控えている自身の断髪式を前に、まげ姿で新十両昇進会見に臨むことは初場所前から熱望していた。「これ以上のプレゼントはないと思う。落合に感謝しています」。弟子が新記録を樹立したことは、師匠冥利(みょうり)に尽きる思いだった。師匠の夢を一つかなえることができた落合は「実現することができて光栄に思います」と充実の表情。実際にまげ姿の師匠と横に並び「きれいなまげを結った大横綱のイメージがあるので、まげ姿を見られなくなるのは自分も寂しい。まげがあるうちにこうして記者会見できていることが何より幸せです」と感慨深く語った。

デビューから無敗のまま関取になる“令和の怪物”には今後も大きな期待と重圧もかかってくる。師匠は「期待もあるし世間の目もある。いろいろなことがのしかかってくるから頑張ってほしい。これからが大変」と、歴代1位の記録を樹立した愛弟子を思いやった。その上で「自分が大相撲を引っ張っていくんだという気持ちで頑張ってほしい」と大きな期待を込めた。19歳6カ月で新十両場所を迎える落合に対し、師匠は19歳8カ月の時に当時の横綱・朝青龍から初金星を獲得している。「凄い19歳ですよね。(自分と)同じように10代で横綱を倒してほしい」と、自身と同じ道を歩むように望んだ。同親方にとっては部屋を継承してから初めての関取誕生。「一日も早く関取をつくりたいという夢がこんなにも早く実現するとは思わなかった。大相撲発展のためにも横綱大関をつくることが自分の義務、宿命だと思うので、また夢を持って頑張っていきたい」と、協会の看板を背負う力士に育て上げることを誓った。

会見に緊張気味の19歳は「まずは勝ち越しを目指して頑張りたい。まずは強くなることが一つの目標なので、そこからまた考えたい」と控えめに目標を語った。すると師匠から「昨日なんか言ってたじゃん」とツッコミ。前日に語っていた“本音”を言うよう命じられ、改めて落合が口にした将来の夢は「宮城野部屋で強くなって幕内最高優勝をして師匠を泣かせたいということ」。そして「相撲を始めたときから大相撲で横綱になるという夢を持って続けてきたので、いつかその夢をかなえたい」と続けた。やや赤面しながら大きな夢を語った愛弟子に師匠は「100点満点!」と満足げだった。

史上最速新十両のため、出世が早すぎて当然まげはまだ結えない。ザンバラ髪どころか丸刈り頭で関取になる。「小さい頃からまげ姿(の力士)に憧れていたので早く結いたい気持ちは強いけど、髪が短いうちに強くなって番付をどんどん上げていきたいという思いもあります」。まげを結う頃にはどこまで番付を上げているのか、それまでにどのような記録を打ち立てているのか、今から楽しみでならない。

7年前、当時小学生だった落合少年は憧れの大横綱と対面した際に「将来は白鵬関の記録を抜きたい」と宣言していた。「これまでの人生で誰よりも憧れた方」と表現する白鵬を慕う気持ちは、あの頃から変わらない。「スピードがあって力もあって柔軟性もある、師匠のような力士を目指しています」。大横綱への道は、まだ歩み始めたばかりだ。

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