
北京市の三里屯のアップルストアでは、新型iPhone(アイフォーン)「15」シリーズが発売されて行列ができた=9月22日、三塚聖平撮影
市場調査のMMD研究所は21日、アップルが9月に発売したスマートフォンの最新モデル「iPhone15」シリーズの利用者が、同社のスマホユーザーの3.0パーセントにとどまるとする調査結果を発表した。
調査は9月22日〜27日にオンラインで実施された。メインで利用しているスマホの種類を3万4564人に聞いたところiPhoneが50.0パーセント、グーグルのOSを搭載したAndroidスマホが49.7パーセントでほぼ同数だった。
さらにメインで利用しているスマホのシリーズを調査。iPhoneユーザーから得た1万7283の回答をまとめると、1位iPhone SE(22.6パーセント)、2位iPhone 13(17.6パーセント)、3位iPhone 12(16.8パーセント)、4位iPhone 14(11.2パーセント)、5位iPhone 11(10.1パーセント)で、今年発売のiPhone 15は3.0パーセントで9位だった。

MMD研究所提供
家電やデジタル機器の市場調査を手掛けるBCNがスマホの売れ行きを機種・通信事業者ごとに調べたランキング(11月6~12日)でも、22年以前に発売されたiPhoneシリーズがトップ10の半数を占める人気ぶりを示す一方で、iPhone15シリーズはNTTドコモの128GBモデルの13位が最高だった。
一方、MMD研究所がiPhoneユーザーに次回購入したい端末を質問すると53.1パーセントがiPhone 15と回答。書き入れ時の年始年末や来春の新生活シーズンを機に買い替えが進む可能性もありそうだ。
iPhone 15は充電用端子を従来の独自規格から、幅広く使われている標準規格の「USBタイプC」に変更したのが特徴。カメラ機能やバッテリーも強化されている。