宝塚雪組「全公演中止」でも不満の声少なく...“ヅカファンの気高さ” が話題に

宝塚雪組「全公演中止」でも不満の声少なく...“ヅカファンの気高さ” が話題に

  • SmartFLASH
  • 更新日:2022/01/17
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東京宝塚劇場の入り口に貼られた「公演中止」の知らせ(写真・朝日新聞)

1月12日、宝塚歌劇団は東京国際フォーラムで開催予定だった雪組「ODYSSEY」公演の全日程を中止すると発表した。

同劇団ではコロナ感染予防対策として、公演関係者の検温や体調確認を毎日実施。さらに、定期的なPCR検査もおこなっていたところ、1月10日の開幕前に公演関係者から陽性者が確認された。

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その時点で1月12日までの公演中止を発表していたが、全公演中止が正式決定し、「ヅカファン」と呼ばれる宝塚ファンにはしばし我慢の時間が続くことになる。

「8日から10日までの花組東京公演も、関係者からコロナ陽性者が出たため、中止されています。

宝塚歌劇団はコロナ禍に見舞われた2020年度上半期、ほぼすべての公演が休演しました。その後、兵庫県・宝塚大劇場と東京宝塚劇場では客席稼働数をフルキャパシティーの約半数で再開し、徐々に復活の兆しを見せていたんですが……。

“劇場クラスター” になれば、大騒動になりますから仕方ありませんが、コロナ禍初期から対策してきただけに、関係者は悔しいことでしょう」(関西在住の演劇ライター)

関係者のケアだけでなく、マスクやフェイスシールド着用の徹底、オペラグラスやひざ掛けの貸し出し中止など、打てる手はすべて打っていた宝塚歌劇団。

それでも感染者が出てしまうところが、コロナウイルスの恐ろしさだが、ようやく観劇がかなうはずだった宝塚ファンは、意外にも非常に冷静な反応を見せている。

《雪組の皆、花組さんも本当に辛いと思う。とにかく祈ります》

《無事に幕が開きますよう…その日まで、祈り続けます》

《誰も悪く無いからこそ辛い。この日のために一生懸命準備してきた出演者の方々の気持ちを思うと涙出る》

と、ネット上には団員や関係者を心配する声であふれ、SNSではハッシュタグ「#愛してるよ宝塚歌劇団」が拡散された。

そして、こうした光景を受け、宝塚ファンにも称賛の声が……。

《公演中止が決まってから、落ち込むどころか、出演者や観劇予定の方やスタッフを労い、応援するパワーがみなぎっているヅカファンは、誇りだし何だかTL見て胸熱になって来た》

《ヅカファンはほんとファンの鑑 全公演中止になっても演者やスタッフの気持ちを汲んで想うツイートがたくさん…泣けてくる…》

《心の中でどんなに悲嘆に暮れたり憤ってたとしても、表に出す感情をちゃんと選別してるところ、ヅカファンはすごいよなって思う》

「2020年8月には、タカラジェンヌ8人を含む11人の感染が確認され、兵庫県はクラスター認定しました。その後、緊急事態宣言時に東京公演を強行したことで『宝塚やめろ』など、ネットで大きな批判を受けた時期もありました。

しかし、劇場公演は止めてしまうと収入ゼロになってしまう。宝塚ファンの本心はとにかく劇場に向かい、歌劇団を支えたいわけですが、その気持をグッとこらえている印象です。

ネット上には『クラスターを起こした劇場には2度と行かない』『東京公演をやるなんて信じられない』などの声も散見されますが、多くのファンはこれまでの苦い経験を生かした歌劇団の対応を理解し、辛抱強く公演再開の日を待っている印象です。

ファンもまた “気高さ” を保っているということでしょう」(前出・ライター)

いつかコロナが終息し、「あなたと、失った時間の一つ一つを埋めていきたかった」(『マラケシュ・紅の墓標』より)となるその日まで、ヅカファンは待ち続ける――。

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