早く見つけてあげれば乳がんは怖くない!

早く見つけてあげれば乳がんは怖くない!

  • リビングふくおか・北九州Web
  • 更新日:2022/08/06

コロナ禍で乳がん検診の受診者が減っています!

いま、日本の女性の9人に1人がかかるという乳がん。30年前と比べると、罹患者数は約4倍になっています。女性なら誰でもなりうる身近な病気の1つです。年齢別で見てみると、40代で急に増え始め1つ目のピークを迎え、60代で2つ目のピークを迎えます。

このページをご覧のみなさん、乳がん検診には行っていますか?

実はコロナ禍で乳がん検診を受ける人が減っています。乳がんはStageⅠ(しこりの大きさが2cm以下)で見つかって、適切な治療を受ければ10年生存率は99%、日常生活に戻れることが多いがんなんです。

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しこり以外の症状にも要注意!

乳がんは自分で触れる部分にできるので、自ら発見できるケースも多いです。例えば、下着をつけようとしたときや体を洗っているときに偶然しこりに気がついたり、うつぶせに寝たときに何か違和感を感じたり。

ちなみに痛みは乳がんの典型的な症状ではありませんので、「しこりはあるけど痛みがないから大丈夫」と勘違いしないでください。また乳がんはしこり以外にもさまざまな症状があります。へこみやひきつれ、大きくなると盛り上がっていたり、ほかにも乳房が赤く腫れたり、乳首が陥没したり、乳首や乳輪がただれたり、血のような分泌物がでたりすることもあります。へこみやひきつれに気付くためには、鏡の前で腕を下ろした状態と上げた状態で比べてみるのも大切です。

このような症状に気がついたときは、次の乳がん検診まで待たずに、すぐに医療機関を受診しましょう。受診の際には日本乳癌学会が定める認定・関連施設があります。お住まいの近くにどのような施設があるのか調べることも可能です(https://www.jbcs.gr.jp/modules/elearning/index.php?content_id=7)。受診の際に参考としてください。

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乳房のチェックを習慣にしましょう

さて、このような症状に気がつくためには、いつもの胸の状態を知るということがとても大切です。しこりを探すことにはとらわれずに、日常生活の中で無理なく続けられる、簡単で自分に合った方法を探してみてください。

体を洗う時にスポンジやタオルを使う方も、胸を洗うときだけは素手で洗ってみるとか、風呂上りタオルで拭いた後に鏡の前に立って見るとか。生理の前には胸が張っていると思いますので、生理が終わった時期に行うのが良いでしょう。

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2年に1回は乳がん検診を!

そして40歳になったら2年に1回の乳がん検診を受けましょう。マンモグラフィーという乳房のレントゲン検査は自分では気づくことができない、1cm以下の小さな乳がんや石灰化という異常でしか見つからない、ごく早期の乳がんが見つかります。やはり乳がん検診はとても大切です。

しかし、乳がん検診の受診率はコロナ前でも50%程度で、乳がん検診が大切なのはわかっているけど、検診から足が遠のいている方も多いと思います。マンモグラフィーは痛い(らしい)、病院は待ち時間が長い、癌が見つかるのが怖い、会社勤めしていた時には検診受けていたけど退職してからは受けていないなど、理由は様々かもしれません。

確かにマンモグラフィーは装置の進化とともに、痛みへの対策も進化していますので、まったく痛みがない方もいますが、かなり痛みを感じる方もいらっしゃいます。でも、そんな方は乳がんを早く見つけて適切な治療を受ければきっと治ることを思い出してください。できればあなた1人ではなく、周りのご友人やご家族を誘って乳がん検診を受けてみませんか。乳がん検診の後はランチを食べながら「痛かったね」、「痛くなかったよ」ってお話しするのはどうですか?

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髙浪英樹(社会医療法人「製鉄記念八幡病院」乳腺外科部長)

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