「普通」にはやっていけない人間でも、愛され、優しくされる妖怪なら

「普通」にはやっていけない人間でも、愛され、優しくされる妖怪なら

  • かがみよかがみ
  • 更新日:2020/10/17
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せっかく受かったバイトも、3日で退職。悪態をつき、ストレスで過食

「私は一人前になれていないのかもしれないと気付いたのは2日前のことだった。

先週から事務系のアルバイトをしていた。

コロナ禍の中、地方だとしてもニートがバイトに受かったのは幸運だと喜んだ。

持病の摂食障害はシフト前日に異常に悪化しパンを泣きながら詰め込んだけれど、やる気だけはあった。

理由は簡単。年は22歳。かつての同級生は就活をしている。親にこれ以上金銭的にお世話になるわけにいかない。

次の日いざ研修を受けると、入ったばかりの新人である私は業務について分からないくせに無意識に上司に反論するような口を聞いてしまった。

上司がカチンと来ているのは雰囲気で感じ取れた。なのに、そこからどう転換しようと思うほど「ここはこうなんですよね?でもなんでなんですか?」と言葉が口から出てしまう。その上休憩時間を間違えた。

家に帰りマニュアルを読み込むも理解が出来ない。上司に生意気に質問するくせに理解ができない。

そのストレスでオートミールを大量に食べた。

「ストレス過食にはタンパク質」

ブルーライト越しに目に入る文字を眺めて、心の中で「そんなもん何年も前から知ってるけど今はできないの」と悪態をつく。

2日目には完全に上司は苛ついていた。異性特有の嫌がらせとも受け取れるようなこともされ、自分のデキなさに落ち込んだ。

ついに3日目には夜中に吐いて寝られず朝方に寝て、寝坊。会社から連絡が来てそのまま退職となる。

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グルグル考えて、辿り着いた。「『普通』の人間では何かなのかも」

そんなこんなで、夜通し「私ってなんなんだろう」とグルグル考えた。当然これだ!という答えは見つからなかった。

でも、「人間にまだなりきれてないのかも」という考えに辿り着いた。

私の思う「普通のひと」は

感情を適度に抑制して、やるべき学習を進めて、強みとなる趣味を見つけて、私生活も自己管理。組織や仲間とうま~いバランスでやれる人なんじゃないかな?と思っている。会社に勤めてるような「普通」の人がそんな感じに見えるから。

下記(長文なので興味ない方は飛ばしてみてくださいネ!)見てもらうと分かってもらえるかもしれない。

【幼稚園】

夏休みに行ったアンパンマンショーで気分が上がりステージにのぼってしまったり、ゲームセンターに行くと親から逃走する。

友達は結構いたけど「おままごとがつまらない」という理由で1ヶ月不登園。また復活して卒園。

【小学校】

友達はいるけどピエロ的な存在。

変なあだ名をつけられて男女から人気者になった。うまくやってる風にしていたがこれが数年後に仇となる。成績は普通。休むのは体調不良の時。

【中学校】

進学してクラスに仲良い人が1人もいなくなり上手く居場所を作れず、あるヤンキーグループに虐められ卒業まで学校に行かなかった。家でも家庭教師に来てもらっていたのをやめ勉強から逃避。ネットとアイドル、本に没頭。身なりを気にしなくなり不潔に。

【高校】

通信制に進学。テスト範囲を適当に暗記して趣味のアイドルに没頭。バイトは居酒屋で2週間。要領が悪く自分からやめた。

肥満だったのが2年からのダイエットで普通になり、卒業。

【大学】

親のお金で近くの短期大学に進学。友達は出来たが居心地悪い。自分の将来も定まらなかったが国文科を選択。1ヶ月で体調を崩し行かなくなる。軽いリストカット。

その後ダイエットを続け痩せすぎに。精神科に通いだし、摂食障害と診断。テクノとロックを聴き始める。一年で中退。

【中退後】

清掃バイトを始める。動くので更に痩せる痩せる。貯めたお金で目をプチ整形し、満足。同時に親のお金で歯も矯正。

バイト先の人もご高齢の方ばかりで優しくしてもらい楽しい。

ロックバンドのライブに数回行く。だが心とは裏腹に今度は痩せすぎで体調を崩し退職。

【ニート期間】その1(1年半)

YouTubeでヨガのビデオを見て毎日ヨガに没頭。精神はギリギリ保てていた。同時にダンベルを持っての筋トレに目覚める。栄養学をネットから学び続け、体重は増えたものの低体重を維持。

その2

親のお金で一人暮らし。バイトを探すも落ちる。そんなこんなでコロナ禍の4月、ストレス痩せをする。物が食べられなくなり拒食症再発。主治医に栄養治療のため入院を勧められるも、自分の好きなものを食べて半年間で高校の時の体重まで戻る。ヨガと筋トレは気持ちが進まず出来なくなった。事務バイトを自分の不注意で退職した今、実家に戻ることを考えている。

感情が制御できない。姿形を変え、消えてしまう。例えるなら妖怪か

という経過。学もなく感情も抑制できない。人としてまだ未成熟。だから他の人と違うの。犬にも失礼だから犬でもないの。

例えるならそう、妖怪か。人に嫌がられて痩せたり太ったり姿形を変えるし、社会の片隅にいたと思ったらすぐ引きこもって消えてしまうから。実際には存在しないし。

ちなみに障害者手帳を取得していて、免許は実技が怖くて取れなかった。資格は漢検のみ。

こんななので、「普通」に人生やっていけてる人からしたらドン引きだと思うし甘えと言われても仕方ない。人として最悪だと思ってる。

だけれど、幸いなことに家族親戚は私を支え愛してくれる。まだ正式に付き合ってはいないけど、いい関係性の男性にも今度素敵なカフェに連れて行ってもらう。

あとは古い友達が2人。前ほど会わないけど連絡はとる。それでいい。

生きてる事が取り柄な私だけど、周りには支えてくれる人が多い。本当にありがたい事と思う。

水木しげる先生の妖怪も長く支持されているように、私もそういう風になれたらいいなあ。人様に貢献出来るような事があればいいなあ。

時代が凄い勢いで変わってると感じる今、これからアナログな人は淘汰されちゃうのかなあ。私は消えちゃうのかなあ。

この文を書いている今もいろいろなことが思い浮かぶ。

でも、今日は2日ぶりに湯船に浸かって心を保つよ。生きてるから。

あなたの周りにも、ひっそりと「みんなと違う」と心の中で密かに思っている人が居るかもしれません。

見つけたら、そっとしておくか、優しくしてあげてね。

ぢみな女

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