住宅街をオウムが占拠 住民大迷惑も保護対象で為す術なし(豪)<動画あり>

住宅街をオウムが占拠 住民大迷惑も保護対象で為す術なし(豪)<動画あり>

  • Techinsight
  • 更新日:2021/05/01
No image

道路や民家の屋根を埋め尽くす白い鳥。甲高い声で鳴くこの鳥は、オーストラリアで“コレラ”と呼ばれている大型のオウムの一種だ。多数のオウムの姿は鳥好きにはたまらない光景だが、住民らは鳴き声による騒音や大量の糞に悩まされている。『9News』などが伝えた。

豪ニューサウスウェールズ州南東部沿岸に位置するナウラで4月27日、大量の白い鳥が民家の庭や屋根、道路などに降り立ち、街を埋め尽くす様子が動画で捉えられた。

動画はこの地域に住むシェリフ・サラヤさん(Sherif Saraya)が撮影したもので、映っている白い鳥は“コレラ(Corella)”と呼ばれる大型のオウムの一種だという。コレラはオーストラリアではよく見かけるが、一般的なオウムの頭上にあるようなトサカは持っていない。

本来コレラは内陸部に棲息しているが、エサを求めて大きな群れを形成して新しい地域にたどり着くと、その場所に棲みついていた小型のオウムを追い出してしまうという。

オーストラリアの野鳥保護団体「Birdlife Australia」で働くショーン・ドゥーリーさん(Sean Dooley)は、「コレラが沿岸地域にやって来たのは1990年代後半のことです。かつて千年に一度の大干ばつが発生した時、通常の棲息域から外れてしまったことが追い打ちとなり、同地域で数を増やして棲みついてしまったのだと私達は考えています」と見解を述べた。

また同州にあるニューイングランド大学のギゼラ・カプラン教授(Gisella Kaplan)は、以下のように明かした。

「通常コレラは20~30羽程度の群れで行動します。今回の巨大な群れは、他の地域にいた複数の群れが同地域で集まった結果だと思います。」

「こうしたケースはほとんどの場合、食糧や水不足または気温の異常な上昇が原因となっており、内陸部を追われて沿岸地域に逃れてきたと考えられますね。」

コレラはオウムの仲間ということで可愛らしい見た目をしており、害は無いように見えるが、動画を見ると分かるように鳴き声は甲高く大量に集まると騒音でしかない。また糞が道路や家に降りかかってしまい、住民たちにとっては大迷惑である。

しかしコレラはオーストラリアにおいて保護対象の鳥であり、こうした被害にもかかわらず住民たちは為す術がないという。

西オーストラリア州の生物多様性保護局「Department of Biodiversity, Conservation and Attractions」は「故意および、意図せずともコレラを殺したり傷つけること、または許可なしに捕獲、移動させることは違法行為となります」と公表している。

同局は解決方法について「地域で食べ物を与えないようにするか、コレラを怖がらせるような方法が有効でしょう。必要であれば、銃殺や捕獲により数をコントロールする必要があるかもしれません」とコメントした。

画像は『sheff sar 2021年4月27日付TikTok「#wildlife #birds #australia #sunset #dream #attackontitan」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加