
ロシアの水族館を視察した金正恩氏(ロイター)
北朝鮮メディアは18日、ロシアを訪問した金正恩朝鮮労働党総書記が17日に極東ウラジオストクから特別列車で帰国の途に就いたと報じ、訪問が成功裏に終わり、金正恩氏が「朝ロ関係の強化発展で新たな転換局面を開いた」と強調した。
トップ会談の成果は、北朝鮮が銃弾や兵士を供与し、ロシアが衛星や核の先端技術や食糧を提供するというものだ。
そんな中、西側メディアは謎のベールに包まれた正恩氏の素顔を報じている。17日にウラジオストク沖にあるロシア最大の「プリモルスキー(沿海地方)水族館」を訪れた時、ミーシャという名前のセイウチに見入っていたという。
英紙デーリー・スターは「武器を視察する金正恩氏がセイウチが腹筋運動をするのを見てアザラシのように拍手をした」と報じた。また、英紙デーリー・メールは「セイウチの体操を見学した金正恩氏は腹筋運動してみるべき」と伝えた。
英紙ミラーは、正恩氏が見学した水族館はかつて動物が多く死んだ「死の収容所」だと強調した。同水族館は2013年からの3年間で、イルカ、アザラシ、セイウチなど15頭が死んでいるという。
トラという名前のセイウチがロープをのんで死亡。電気系統が故障し、魚が死んだ。シロイルカが排水穴に入り込んで窒息死。アシカがスタッフにハンマーで撲殺されたとされる水族館だ。その上で「死の収容所」で、イルカ、オットセイ、セイウチのショーを喜んで見学したと記している。
東スポWEB