
U-18日本代表に選ばれたMF石渡ネルソン(写真=多田哲平)
セレッソ大阪U-18に所属するMF石渡ネルソンは、6月18日から22日まで行われたU-18日本代表候補トレーニングキャンプに参加。
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最終日に実施された韓国大学選抜とのトレーニングマッチ(45分×2本)では、2本目に4-3-3のアンカーのポジションでフル出場すると、身長185センチの大柄な体躯を活かして相手の攻撃を食い止めながら、中盤の底でパスを捌いて1-0の勝利に貢献した。
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石渡は今季トップチームに2種登録され、元日本代表MF清武弘嗣や、ユースの先輩にあたるDF丸橋祐介らと日々トレーニングを積み、5月18日にはルヴァンカップ・大分トリニータ戦でトップデビューを飾ってもいる。それだけに韓国大学選抜戦でも、年上の相手に劣らない球際の強さが光っていた。
「最近はトップチームの練習に参加させてもらうことが多くて、大人の選手とやっていて、そのなかでもできていないとは思っていない。ひとつ年代が上がっただけの相手なので、そこまで緊張もなく、いつもどおりできました」と石渡は韓国大学選抜戦を振り返る。
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韓国大学選抜戦では球際の強さを披露(写真=多田哲平)
そうしたトップチームでの経験が石渡にとって大きな刺激になっている。とりわけ国内屈指のテクニシャン清武のプレーには衝撃を受けたという。
「みんな凄いですけど、やっぱりキヨさん(清武)。ずっとキョロキョロして、嫌なところに立っていて、目の前にいても(ボールを奪いに)いけないんです。なんか不思議な感覚で、やっぱり凄いなと」
また、34歳の熟練DF山下達也には、プロアスリートとしての姿勢を学んでいるという。
「チーム最年長の山下選手は、一番にグラウンドに出てランニングしたり、ひとりでボールを蹴ったりして、トレーニング外のところでも、すごくしっかりしているんです。練習が終わった後も結構ハードにバイクを漕いだりしていて。長くプロで続けている人ってそういうところがしっかりしているんだなと、見ていてすごく思います」
プロ選手の技術や姿勢を吸収しながら、17歳のMFは成長を続けている。
(文・写真=多田哲平)