長野市できのう未明、住宅が全焼し、3人の遺体が見つかった火事で、自宅に放火した疑いで30代の男が逮捕されました。
現住建造物等放火の疑いで逮捕されたのは、就労支援施設作業員の32歳の男で、きのう午前1時ごろから午前3時過ぎまでの間、長野市風間の自宅に火をつけた疑いが持たれています。
全焼した住宅からは3人の遺体が見つかり、警察は、行方がわからなくなっている中村均(ひとし)さん69歳と妻の由利子(ゆりこ)さん60歳、それに母の幸子(ゆきこ)さん94歳とみて身元の確認を進めています。
男は中村さんの次男で、火事のあと行方がわからなくなっていましたが、昨夜9時ごろ逮捕されました。
中村さんの知人の男性は、「普通の仲の良い家族だった」と話し、親戚の男性は、「朝新聞で逮捕を知った。考えられない」と驚いた様子でした。
男は容疑を認めているということです。