内村航平、史上初の引退試合で全6種目見せる! 五輪個人総合2連覇、世界選手権6連覇「体操キング」30年の現役に幕

内村航平、史上初の引退試合で全6種目見せる! 五輪個人総合2連覇、世界選手権6連覇「体操キング」30年の現役に幕

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  • 更新日:2022/01/15

体操ニッポン男子のエースとして活躍した五輪個人総合2連覇の内村航平(33)=ジョイカル=が14日、東京都内で引退会見を開き、約30年間の現役生活を振り返った。3月12日に東京体育館で自身の名を冠した異例の引退試合を開催することも発表し、オールラウンダーとして全6種目を演じる意向を表明。今後は「演技者」として体操を追究する考えを明かした。

現役生活は終わっても、体操人生は終わらない。3歳で競技を始めてから約30年。人気デュオ、ゆずの「栄光の架橋」を入場曲として登壇した内村が、150人超の報道陣を前に晴れやかな表情で語った。

「ああ、引退するんだなと。実感はあまりない。人生の半分以上、日の丸を背負えたことは誇りに思います」

両肩痛などの故障を抱え、種目別鉄棒に絞って出場した昨夏の東京五輪は、落下が響いて予選敗退。輝かしいキャリアにピリオドを打つ決断を下したのは、昨年10月に出生地の北九州市で行われた世界選手権の前だった。

「世界一の練習が積めなくなった。選手としてやっていくのは厳しいと感じて決断した」

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内村は晴れやかな表情で競技人生を振り返った(撮影・川口良介)

鉄棒のスペシャリストとして最後の演技となった世界選手権は6位。それでも、吸いつくようにマットに舞い降りた着地は会心の出来だった。「『これが体操だ』『本物の着地だ』と、最後に僕らしいところを見せられた」。こだわり続けた美しき代名詞を現役生活の誇りに挙げた。

「体操は6種目やってこそ」。折に触れて口にしてきた信条を改めて強調した。オールラウンダーとしての雄姿を再びファンに披露する。3月12日に東京体育館で体操界では異例の引退試合を開催し、全6種目を演じると明かした。大会名は自身の名を冠した「KOHEI UCHIMURA THE FINAL」。採点は行わない方向で、複数選手の参加を予定している。

「これは終わりでも、始まりでもある。今後は競技者ではなく演技者として、体操に関わる全てのことをやっていけたら」

今後は競技の普及活動に力を注ぐ。自身の名が付く新技「ウチムラ」こそ残せなかったが、五輪と世界選手権で計28個のメダルを獲得し「キング」と呼ばれた功績は唯一無二だ。「技名を一つ残すよりもすごいことをやってきた。栄光も挫折も経験できた。体が動く限り体操を研究したい」。内村航平の〝第二の体操人生〟の幕が上がった。(鈴木智紘)

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