有村架純主演ドラマは最強の布陣? 注目の「夏ドラマ」5作品!

有村架純主演ドラマは最強の布陣? 注目の「夏ドラマ」5作品!

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  • 更新日:2022/06/24
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「石子と羽男─そんなコトで訴えます?─」(TBS系)

今年も猛烈に暑くなりそうな予感がする、夏。テレビ各局がしのぎを削る「夏ドラマ」戦争も、熱く燃え上がろうとしている。目ざとい視聴者たちの注目を集めるのはどの作品か。

【写真あり】各局の注目の「夏ドラマ」一覧はこちら!*  *  *

「僕がこのドラマを見たいなと思う最初の基準は三つ。キャスト、脚本家、そしてスタッフ陣です」

と語るのは、テレビドラマに詳しいメディア文化評論家の碓井広義さん。2022年の夏ドラマで、その三拍子がそろっているという意味で、碓井さんが最も注目するのが、TBS系金曜ドラマ「石子と羽男─そんなコトで訴えます?─」。東大卒のパラリーガル「石子」と高卒弁護士「羽男」の凸凹コンビが、<誰にでも起こりうる珍トラブルに挑む異色のリーガル・エンターテインメント!>(公式サイトから)だ。碓井さんはこう語る。

「有村架純と中村倫也のダブル主演。有村は地上波の連続ドラマでは、20年秋の『姉ちゃんの恋人』以来、久しぶりの主演でまず期待したい。脚本家の西田征史さんは朝ドラ『とと姉ちゃん』や、『怪物くん』『妖怪人間ベム』などのヒット作を手がけた。そしてプロデューサーの新井順子さんは『アンナチュラル』や『Nのために』、さらに有村さんが禁断の恋に挑戦し話題となった『中学聖日記』などを手がけています。この布陣で東大卒のパラリーガルと高卒弁護士が解決する珍事件をどう描くのか。見る前から楽しみな作品です」

ドラマ評論家の吉田潮さんが注目しているのは、日本テレビ系の土曜ドラマ「初恋の悪魔」だ。

「『カルテット』『大豆田とわ子と三人の元夫』を手がけた坂元裕二の脚本にまず注目ですね。キャストは林遣都と仲野太賀のダブル主演に、松岡茉優と柄本佑という実力派で固めてきた。訳ありが力を合わせる刑事モノコメディーという設定自体に物珍しさはないですが、坂元裕二はそれでも新しい見せ方を提供できる人だと思うので期待したい。田中裕子の存在感も気になるところです」

同じく日テレ系では、水曜22時から放送される「家庭教師のトラコ」も要注目。橋本愛が演じるヒロイン「謎の家庭教師・トラコ」が、<年齢も抱えている問題もバラバラの3人の母親と3人の子供を救う個別指導式ヒューマンドラマ!>(公式サイトから)だという。碓井さんがこう語る。

「誰もが気づくと思いますが、タイトルが『家庭教師のトライ』のパロディーですよね(笑)。脚本の遊川和彦さんが手がけ大ヒットした『家政婦のミタ』を思い起こさせます。橋本愛さん演じる謎の家庭教師・トラコも、ミタさんのミステリアスさと重なる。そんなトラコが『指導』するのはセレブママ、ワーキングママ、バツイチママ。お金と教育という裏テーマがあるようですが、遊川さんがどう描いてくれるか、想像がふくらみます」

フジテレビは、いわゆる「月9」枠にまず注目が集まる。今回は、公正取引委員会を舞台に坂口健太郎と杏がダブル主演でバディを組み企業の不正を暴く「競争の番人」。坂口は月9初主演、杏は15年の「デート~恋とはどんなものかしら~」以来、7年ぶりの月9主演となる。

■“じゃないほう”公取委どう描く

前出の吉田さんは公取委という舞台に注目する。

「『ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~』(19、21年)では放射線技師、『イチケイのカラス』(21年)では弁護士、検察官ではなく刑事裁判官が主役と、このところのフジの月9は、今までドラマで描かれてこなかった職業にスポットを当てることが多い。私はこれを個人的に『月9の“じゃないほうシリーズ”』と呼んでいるのですが(笑)、今回も公取委を描くというところで、どんな“ズラし”の妙を描いてもらえるのか、楽しみにしたいです」

碓井さんは、この作品の制作陣にも注目する。

「原作は4月期の月9ドラマ『元彼の遺言状』と同じミステリー作家・新川帆立さんの最新刊。同じ作家の連続起用はフジテレビ初の取り組みということで、注目したいですね。新川さんは東大法学部卒で司法試験に合格、大手法律事務所での勤務経験もある人物ですから、公取委という新鮮な舞台をどう描くのか楽しみ。その原作をもとに脚本を担当するのが『半沢直樹』や『下町ロケット』など日曜劇場でおなじみの丑尾健太郎さんというところも、期待が高まります」

フジテレビでは、今春から新たなドラマ枠として新設され「ナンバMG5」が好評を得た水曜22時の「テッパチ!」もおさえておきたい。

主演は町田啓太。防衛省の全面協力を得て、自衛官候補生らの群像劇が展開される。

「せっかくの防衛省全面協力ドラマでもあるので、町田啓太をはじめとしたキャストが単にカッコいいという描き方だけのドラマではもったいないですよね。本物によるリアリティーだけでなく、今の複雑な国際情勢の時代だからこそ直面する防衛省、自衛隊の憂いのような部分まで丁寧に描いてもらえたら、見応えのあるドラマになるのではないでしょうか」(吉田さん)

>>【後編】期待の夏ドラマは? 「梨泰院クラス」リメイクにかけるテレ朝、「枠」意識のTBS

(本誌・太田サトル)

※週刊朝日  2022年7月1日号より抜粋

太田サトル

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